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雨の高速道路に潜む危険を自宅で体験!『グランツーリスモ7』でスリップしたときの対処法も練習しておこう

投稿日:

TEXT: 大田夏輝  PHOTO: 大田夏輝

スリップしたら下手なカウンターより「アクセルとブレーキの両踏み」

 では、実際にスリップやハイドロプレーニング現象が起きた場合にどのような対処をすべきだろうか。

 このような現象が起きるとハンドルが取られてしまい、焦りからカウンターを当てたくなってしまいがちだ。しかし、じつはカウンターを当てるというのは難易度が高い。なぜならカウンターを当てすぎた場合、タイヤのグリップが戻ったときに最初滑った方向と逆の方向に、さらに勢いよくクルマが振られることとなってしまうからだ。サーキット走行等を通じて「カウンターを当てる」という行為そのものに慣れていない限り、一般ドライバーには難しい対処方法だと言える。

 そこで現実的な対処方法として、「アクセルとブレーキの両踏み」を推奨したい。右足でアクセルを、左足でブレーキを、両方ともに踏力半分程度で踏むことによって車体を安定させることができるテクニックで、日常的に行うとエンジンの駆動系に悪影響を及ぼすものではあるが、実際のレースで用いられていると同時に、今回の検証においても効果を発揮することを確認できた。

 焦りがあるなかで咄嗟にこの操作をすることも決して簡単なことではないし、「左足ブレーキ」についても普段、安全な状況で慣れ親しんでおく必要があるテクニックではあるが、ぜひ念頭に置いてほしい。

 もっとも、このような事態に陥らないことが一番大切であり、急アクセルや急ハンドルをしないこと、タイヤの溝をチェックし、必要があれば交換を検討することが不可欠である。

リアルワールドではタイムより安全が第一

 また、スリップやハイドロプレーニング現象と直接的に関係するものではないが、雨天時に高速道路を走行していると、トンネル区間で加速して抜けた後に、雨風を警戒して速度が遅くなった前車に追いついてしまい、ブレーキをかけて減速するドライバーが散見される。交通量が多ければ玉突き事故にも繋がりかねないと同時に、雨天であればブレーキによるスリップも起こりうる大変危険な行為と言わざるを得ない。

 少しでも早く目的地に着きたいという気持ちはわかるが、数kmのトンネル区間で少し加速して果たしてどれだけ早く着くのだろうか。事故のリスクが増すことを考えればあまりに割に合わないのではないかと思う。

* * *

 大切な家族や友人のため、頑張るドライバーにとって雨は非常につらいものがある。もしもの時のため、そのもしもが起きないようにするために上記の内容が少しでも役に立つことを願うばかりである。

©2022 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. Any depiction or recreation of real-world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. All rights reserved. “Gran Turismo” logos are registered trademarks or trademarks of Sony Interactive Entertainment Inc.

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