サーキットで気持ちよく走りを楽しめること間違いなし
ということで、RZ34はドリフトにもサーキットにも使いやすいはず。ドリフト競技という意味ではなく、容易にテールスライドからのカウンターステアができれば、ちょっとした広場やミニサーキットでも低速でモータースポーツが楽しめる。低速だからリスクも少なく、誰もが楽しみやすい。
普段乗りは圧倒的パワーで、とりあえず発進して4速にでも入れておけば、オートマ感覚で乗れるだろう。しかも、Z34に採用されたシンクロレブコントロールは継続されているので、シフトダウン時には勝手にエンジン回転数をアップしてくれて、シフトダウン時も楽々。極めて乗りやすい本格スポーツに仕上がるはずだ。
あとは電子制御と仲良くなれるかだけがキーポイントになるだろう。Z34ではABSが気難しく、スポーツ走行では扱いにくかった。それが今回どのような仕上がりになっているのか? 姿勢制御系の電子制御もカットか、それに近い状態にできるのかが、スポーツカーとして楽しめるかの判断材料になるだろう。
そのあたりの不満は日産も把握していたはず。であれば、もしその声が反映されていれば、相当に面白いスポーツクーペが登場したということになるだろう。