「まちづくり」にも精力的な日産
2022年度、日産は他にもグッドフォーカス賞[防災・復興デザイン]を「なみえスマートモビリティ」で受賞している。
こちらの賞はグッドデザイン賞受賞対象の中で、自然災害への防備や被害からの復興に寄与する優れたデザインに贈られるもの。「なみえスマートモビリティ」は、復興と持続可能な未来の「まちづくり」に向けた公共移動サービスを目指す、実証実験中のオンデマンド配車サービスである。
東日本大震災にともなう原発事故での全町避難から2017年に一部地域が避難解除された、福島県浪江町で行われている。町に人を呼び戻すべく、個人で移動手段を持たない人が安心して暮らせるように、町内全域を対象とし停留所は徒歩1分以内という便利なサービスとなっている。
ちなみに、2022年11月1日にはグッドデザイン大賞が5つのファイナリストから選ばれることになっている。ファイナリストは以下の5点、日立 コードレススティッククリーナー(分類:生活家電)、Xbox Adaptive Controller/Xbox SeriesX/S(一般・公共用情報機器)、ホンダ ハンズフリーパーソナルモビリティ(パーソナルモビリティ・自転車、パーソナルモビリティ・自転車関連機器・商品)、NHK 選挙啓発キャンペーン(一般・公共向け取り組み・活動)、地域で子ども達の成長を支える活動 [まほうのだがしやチロル堂](コミュニティづくりの取り組み・活動)だ。