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走り屋は「S13」「AE86」「FC」という型式で通じ合っていた! イジくり倒して遊んでいたバルブ期のスポーツカー5選

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AMW編集部

ホンダ シビック/CR-X(EF系)

 ホットハッチとして名高いシビックと、そのシビックをベースにさらにショートホイールベース化をしたCR-X。現在はどちらも状態の良いものでは高値安定となっているが、1990年代ではB16AのVTECエンジンを搭載したモデルでも過走行や修復歴アリであれば比較的安価に買うことができた。

 また前期のZC型エンジンを搭載したSiモデルであればさらに安価に狙うことができ、とりあえずお金のかからないチューニングと称して内装を取り外してドンガラ化をするのも定番となっていたのである。

 ただ当時のホンダ車はボディが弱いことでも知られており、CR-Xのグラストップ(ガラスルーフ)車などは激しい走りをしているとガラスに亀裂が入るというケースもあり、そういったこともあって状態のよい車両が少なくなって現在の高騰につながっているのかもしれない。

日産 スカイライン(R32系)

 今ではGT-Rはもちろん、通常のモデルでも信じられない価格帯となってしまったR32系スカイライン。しかし当時はGT-Rでも安いものは100万円を切る価格で販売されているものも珍しくなく、わざわざ4WDのヒューズを抜いてFR駆動にしてドリフト走行を楽しむユーザーも存在していた。

 そしてGT-RではないターボモデルのGTS-t(RB20DETエンジン搭載車)であればさらに安価に狙うことができ、2ドアよりも4ドアの方が不人気だったこともあってイジリ倒すユーザーはあえて安い4ドアを狙うことも珍しくなかったのだ。

 また6気筒エンジンであるRBは鼻先が重いということで、4気筒のSRエンジンに換装するケースもあったが、当時の日産車は互換性が高く、大幅に加工をしなくてもすんなり載ってしまう点も人気の理由となっていた。

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