トレーラーを牽引していることを忘れるほどのパワー
搭載しているエンジンは、フォード製3.5L V型6気筒ツインターボエンジンで、ヘネシーパフォーマンスがエンジン本体も含めてハードにチューニング。パワーを絞り出すだけでなく、タフに使えるロングライフを考慮した強化ユニットの数値的なデータは、最高出力565ps・最大トルク911Nmというスペックを誇る。
オーナーの話によると、数字以上に走り出しの体感はものすごく、パワフルで速いとのこと。トレーラーを引っ張った状態でも違和感を感じさせることなく走れるので、逆に牽引していることをつねに意識しないと危険かも、とのこと。つまり、それだけ安定した走りを実現しているというわけだ。
ヘネシーパフォーマンスというチューニングメーカーは過激なクルマをこれまでも数多く生みだしてきたことで有名だが、じつは過去にも「マンモス6×6TRX」や「ゴライアス6×6シルバラード」といった6輪駆動ピックアップを製作している。
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そのため、ドライブトレーンの耐久性も証明済みなので、ヘネシー ヴェロキラプター6×6も街乗りから砂浜への乗り入れ、さらには山遊び、河原への乗り入れと、どこにでも入っていけて遊べるビークルに仕上がっている。ちなみに、世界で50台のみ生産されたうち、日本にはこの1台だけだという。