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【日本に1台のみ】フォード「F-150ラプター」が6輪になった! 「ヘネシーパフォーマンス」が手がけたモンスターとは

フォード製3.5L V型6気筒ツインターボエンジンは、最高出力565ps・最大トルク911Nmにまでチューニング

フォード「F-150ラプター」が6輪になった

 6輪仕様のピックアップトラックといえば、メルセデス・ベンツ「G63 AMG 6×6」が、日本に正規で導入されたことを覚えている人もいるだろう。しかし、今回紹介するのは、フォード「F-150ラプター」をベースとした6輪モデルだ。手掛けたのはアメリカのチューニングメーカー「ヘネシーパフォーマンス」。究極のモンスターオフロードマシンを目指して製作され、世界限定50台、車両価格は4200万円オーバーの特別仕様モデルだ。

全長は7メートル近くに迫る巨体

 過激な改造が施された、特別すぎるクルマであることは一目瞭然だ。この6×6のフォードF-150ラプターの正式名称は「ヘネシー ヴェロキラプター6×6」。オーナーは、唯一無二の特別なクルマを探しているなかで、たまたま縁あって購入したという。購入後は、レジャー用ビークルとして普段はトレーラーを繋げて船を引っ張っているそうだ。

 そこで、ちょっと想像してみてもらいたい。ヘネシー ヴェロキラプター6×6の全長は、すでに7mに迫る長さだ。これにボートトレーラーを連結させたら、果たしてどれほどの長さになるか……。豪快かつ優雅な使い方といえるだろう。

 一緒に写っている大型犬のグレート・ピレニーズがまるで子犬のように見えることからも、その大きさが伝わるだろう。

 ヘネシーパフォーマンスがこのクルマを製作するにあたって掲げたコンセプトは、巨大で速い究極のモンスターオフローダーだった。そのため、お飾りの6輪仕様ではなく、ちゃんと6WDとして悪路においてもひるまない走破性を発揮できるように作り込まれている。

 全長が長いことでオーバーハングの問題が発生するものの、リヤサスペンションは各タイヤに2本のショックアブソーバーをセットし、デュアルロック・リヤアクスルも装備。8インチリフトアップさせたことで、道なき道の突破力も高められている。

トレーラーを牽引していることを忘れるほどのパワー

 搭載しているエンジンは、フォード製3.5L V型6気筒ツインターボエンジンで、ヘネシーパフォーマンスがエンジン本体も含めてハードにチューニング。パワーを絞り出すだけでなく、タフに使えるロングライフを考慮した強化ユニットの数値的なデータは、最高出力565ps・最大トルク911Nmというスペックを誇る。

 オーナーの話によると、数字以上に走り出しの体感はものすごく、パワフルで速いとのこと。トレーラーを引っ張った状態でも違和感を感じさせることなく走れるので、逆に牽引していることをつねに意識しないと危険かも、とのこと。つまり、それだけ安定した走りを実現しているというわけだ。

 ヘネシーパフォーマンスというチューニングメーカーは過激なクルマをこれまでも数多く生みだしてきたことで有名だが、じつは過去にも「マンモス6×6TRX」や「ゴライアス6×6シルバラード」といった6輪駆動ピックアップを製作している。

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 そのため、ドライブトレーンの耐久性も証明済みなので、ヘネシー ヴェロキラプター6×6も街乗りから砂浜への乗り入れ、さらには山遊び、河原への乗り入れと、どこにでも入っていけて遊べるビークルに仕上がっている。ちなみに、世界で50台のみ生産されたうち、日本にはこの1台だけだという。

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