全日本で活躍するトップラリードライバーたちがこぞって参戦
全60台がこの全日本ラリー選手権最終戦に参戦したわけだが、なかでも注目なのが、約ひと月後と迫ったラリージャパン2022に参戦を目論むチームの存在。ラリー2では、シュコダ・ファビアR5のヘイキ・コバライネン/北川紗衣組や福永 修/齊田美早子組、全日本ではスバルWRXを駆る新井敏弘/田中直哉組はシトロエンC3ラリー2に乗り換えてこれに参戦するなど、全日本で活躍するトップラリードライバーたちがこぞって参戦することになる。
また、今回のハイランドマスターズ2022に、参戦予定の車両を持ち込むチームもあった。ラリー2の新井組と同じシトロエンC3ラリー2を持ち込んだのが今井 聡/厚地保幸組(AKM・MOTORSPORTS・C3R5)。残念ながらSS9でリタイアとなってしまったが、今井 聡/竹原静香組でラリージャパンへエントリーをしている。
そして、ルノー・クリオ・ラリー5を今回持ち込んだのが国沢光宏/木原雅彦組(ClioRally5日本名LUTECIA)。まだまだシェイクダウン状態のようだが、ラリーを終えて国沢選手は「このクルマ、基本的にはセットアップできないんですけどね、いろいろチームが考えてくれてすごく走りやすくなってきました。ただ、バネも減衰も硬いんだよね。もうちょっと走れば少しこなれてくるのか、よくわからないけれど、それを期待しているところ」
「今回のラリーでは他のチームはみんなタイヤ8本くらい使ってたけど、こっちは最後まで同じタイヤで走ってるから、新品タイヤをしっかり投入していけば、最初セットアップができていなかった部分も考えると、今回のタイムよりも80秒~100秒くらい速いのが実力かなと思う。でもね、ほんと楽しい。リーズナブルだし、ホモロゲーションで縛られててイジったらアウトなのでみんなイコールコンディションになるから、楽しいと思うよ。(ラリージャパンに一緒に参戦するはずだった)シトロエンのC3もいなくなっちゃって(SS9でリタイア)残念だったんだけど、ひと月後、とにかく今日と同じようにクラス優勝できるように頑張ります」とコメントしてくれた。
ラリージャパンはFIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」は、2022年11月10日(木)〜11月13日(日)の4日間、愛知県・岐阜県の両県で開催となる。