ドリームドライブがハイエースベースのお洒落キャンパー「TAMA」の販売を開始
アウトドアブームが追い風となり、いまキャンピングカー市場は活況だ。日本RV協会の調査によると、2021年のキャンピングカー販売台数は前年比7%増となる8600台で、累計保有台数も13万6000台に上る。好調の要因はさまざまだが新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、旅館やホテルなどの公共の宿泊施設や交通機関の利用を控える心理が働き、キャンピングカーが格好のレジャーツールとして注目されたことが挙げられる。
もちろん理由はそれだけではない。これまでもキャンピングカーに憧れていた人は一定数いたが、購入予算が高額になることや大きな車両を運転できるのか? などの不安もあり二の足を踏んでいた人も多かった。ところが昨今、軽自動車ベースの「軽キャン」や5ナンバーサイズミニバンをベースにした乗用車感覚で運転できるキャンピングカーも増えており、さらに本格的なキャンパー装備はなくても、ハイエースなどの商用バンをベースにフルフラットな就寝スペースとお洒落な内外装を持つバンライフカーが人気となり、キャンピングカーの多様化がブームを後押ししている。
運転のしやすさとウッディな居住空間が魅力的
そんななか日産NV200ベースの「KAGO」(レンタルキャンピングカー)やトヨタ・ハイエース スーパーロングボディベースの「KUMA Q」(販売用コンプリートカー)の製造/販売/レンタルを行う『Dream Drive』(ドリームドライブ)から、トヨタ・ハイエース標準ボディをベースにしたキャンピングカー「TAMA」を新たに発売した。
最大の魅力はベース車両に取り回しの良い5ナンバーサイズの標準ボディ(全長4695mm×全幅1690mm×全高1980mm※ハイルーフは2240mm)を採用しており、そのボディサイズはトヨタ・ノア&ヴォクシーや日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンなどの5ナンバーサイズミニバンとさほど変わらない大きさとなっている。
さらに運転のしやすさはボディサイズだけ止まらず、ハイエース(標準ボディ・2WD)の最小回転半径は5mとなっており、前述の5ナンバーサイズミニバンの最小回転半径が5.5m程度であることを考えると非常に運転しやすいはず。さらに運転席がフロントタイヤの上にあり、エンジンがフロントシート下に収まるボンネットのないセミキャブオーバー車であることから、見切りの良さも優れているのだ。そのため日常の買い物や子どもの習い事の送迎などでクルマを持て余すことがないだろう。