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はじめてのランボルギーニは「ウラカン」の中古車で間違いなし! 故障も少なく乗りやすいのがウケてます【真夜中のブローカー】

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 神村 聖/大子香山

格段に運転しやすくなった

美女「LP610のうしろに“4”がつくってコトは、これも4輪駆動ということですよね?」

社長「そう、のちに後輪駆動のLP580-2も追加されるけど、コイツは最初からデフォルトだった4輪駆動版だな」

美女「へぇ~、そうなんだあ、だから首都高の高速コーナーではとても安定してるのに、そのくせタイトなコーナーとかでは、この間乗ったガヤルドよりもノーズがスッと入ってくれる気がしたんですよぉ」

社長「よく気がついたな。シャシーはアルミと超軽量炭素繊維強化ポリマーのハイブリッドで形成して、ガヤルドのアルミ製スペースフレームよりも大幅に軽量化したそうだけど、それ以上に電子制御系の進化が大きいと思う。ドライビングモード選択システムはガヤルドのころからあったんだけど、ウラカンの“アニマ”と名づけられたシステムは制御がよりきめ細かくなったようだ。っていうか、キミけっこうあっちこっち寄り道してきたな?(苦笑)」

美女「まぁ、イイじゃないですか。ところで社長、このウラカンLP610-4の値付けはいかほど?」

ウラカンの現在の中古相場は?

社長「う~ん、このところの市場を見ると、このスタンダード版クーペでも2300万円から2600万円くらいがボリュームゾーン。スパイダーなら、プラス200〜300万円は上がるようだなぁ。もちろん人気のオプションがついてれば、さらにドン! でしょ」

美女「それって、新車の時の価格とあまり大きくは変わってないんじゃないですか……?」

社長「そうだな。ウラカンは2代目アウディR8の姉妹車だからって理由でもないだろうけど、特定のトラブルの事例も聞かないし、まだ高年式で距離少な目の個体が多いから、スーパーカー市場が品薄の今なら、それくらいの価格はしょうがないと思うよ。何より、ガヤルド以上に人気あるしなぁ」

美女「ホント、スーパーカーにはありがちなストレス無しでスイスイ走れちゃうし、踏めばメッチャ速いし、そりゃ人気もあるワケですね」

社長「んじゃ、そういうワケで、このウラカン点検に回しておいて。工場のメカさんには俺から電話しとくから。どうせあのオヤジ、深夜まで1人で作業してるだろうし……」

美女「まったく社長は、人使いが荒いんだから。でも、クルマがチョベリグだったから、許しちゃいます」

社長「ちょ、チョベリグって、キミ平成中期のギャル……?」

美女「あ……!」

【取材協力】
アルティメットモーターカーズ
http://www.ult-cars.co.jp

【model】
esteem

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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