カジポンさん:バカッ速アルトワークス、冬場は車高調ごと交換
カジポンさんは十勝スピードウェイで速いスズキ・アルトワークスとして、ちょっと知られた人。この日も1分43秒台で周回するという軽とは思えないタイムを連発しており、ベストタイムは1分41秒台だ。
クルマはノーマルエンジンにクルーズのオリジナルハイフロータービンを装着し、ECUもクルーズによる純正書き換えでブースト圧は1.2kg/cm2に設定。ラジエーターはノーマルで、オイルクーラーはトラスト製となっている。これはナンバープレートの背部に装着するもので、サーキットでナンバーを外せば冷却性能アップ。普段はナンバーでオーバークールを防ぐというわけだ。
サスペンションもクルーズオリジナルでF8kg/mm、R4kg/mm。ブレーキはフロントにエンドレスのキャリパーを装着する。タイヤはADVAN AD09 165/55R15でホイールはTE37KCR 15×5.5J 45という組み合わせとなる。
「このアルトワークスは通年で乗っています。冬場は純正サスペンションに戻して、車高も高くしています。そもそもスタッドレスタイヤは太くてこの車高では無理ですし、雪道はやっぱり少し高めの車高にしておきたいです。作業は自分で年に2回付け替えて、ショップでアライメント調整はやってもらっています。あとは下まわり洗浄をこまめにするようにしています」という。
ちなみにカジポンさんは排気量アップまで施した三菱ランサーエボリューション(CT9A型)も所有しており、そちらは完全夏用マシンとして冬場はガレージで眠っているとのことだ。
M先生:FFのメガーヌRSで白雪のドライブを楽しむ
ルノー・メガーヌRSでサーキットを楽しむM先生さんは、冬場はメイン車としては乗らないものの、スタッドレスタイヤは履かせている。
普段のチューニングは、ホイールはBBS RE-V7。タイヤはRE-71RSの245/40R18を前後に装着。ブレーキパッド交換、オイル交換程度で、サーキットを年に3回ほど楽しんでいるそうだ。ドレスアップは唯一、ナンバーボルトにチタン製を使っていることくらい。
「ほかにも乗るクルマはあるのですが、どうしてもってときはメガーヌに乗ります。あとは綺麗に雪が積もったとき。真っ白な雪のなかを踏みしめて走るのは、なかなか気持ち良いのであえてこれで出かけることもあります。走行して雪がバンパーなどについてエアロパーツみたいになるのもカッコいいなぁ、なんて思っちゃったりして。夜道のドライブも吹き飛んでいく雪が綺麗で気持ちいいですね」と冬でも乗る派だという。
FFレイアウトだが、よほどガチガチな路面でもなければ4WDではなくても問題なく楽しめるということで、冬場はドライブを楽しむために乗っているとのことだ。
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これらの冬対策に加えて、ボディにはガラスコーティングをすることで汚れにくくなるし、雪が積もりにくくなるのでオススメだとの声もよく聞いた。車高の問題もさることながら、愛車を長もちさせるための雪&融雪剤への対策に皆さん気を配っているのだった。