パーディ選手は15位でチェッカー
そして迎えた最終ステージ。その前のステージコーション下ではチームの迅速なピット作業がうまくいき、ポジションをふたつ上げた9番手からリスタート。87周目あたりからグリーン下でのピット作業が開始されていくなか、16号車は96周目まで引っ張ってルーティンのピットワークを実施する。コースに戻るとすぐにポジションを挽回し、100周目までにトップ15に、そして113周目には11位にまでポジションを復帰。残りの21周、そのポジションをキープしてチェッカーを受けた。アンクラム選手はこれで3戦連続、トップ11圏内でレースを終えたことになる。
一方、このホームステッド-マイアミ・スピードウェイを初めて走る61号車のパーディ選手は10番手からスタート。スタート序盤から車両がタイト(アンダーステア)な状態であることを訴えるパーディ選手は、トップ10内での走行を続けられず、一時は19番手にまで順位を落とすことに。それでもなんとか61号車に合うペースを見つけ、第1ステージを16位でフィニッシュした。そのステージブレイクではチームが燃料補給とタイヤ交換とともにマシンへの調整を施し、61号車を14番手でコースへ戻す。そしてスタートした第2ステージでは、ほぼポジションをキープするにとどまり、15位でチェッカーを受けた。
続く最終ステージでは、混みあったトラフィックのため、一旦ポジションを下げ18番手でオープニングラップを帰ってきた61号車。だが、徐々にマイアミのトラックのバンク上段側へ走行ラインを変えていき、スピードを乗せていくが、上段側を走行する際のバランスが良くないということで、95周目の最後のピット作業でさらなるマシン調整を行った。20番手でコースに復帰した61号車は、そこから徐々にポジションを上げていき、最終的には16位でレースを終えた。
2022年のNASCARトラックシリーズも残るはあと一戦。その最終戦「Lucas Oil 150」は、11月4日(金)にアリゾナ州フェニックスにあるフェニックス・レースウェイで開催される。