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「雪OK」で「氷NG」って本当? 「オールシーズンタイヤ」は雪国でも使えるのかスタッドレスとの違いを解説します

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: AMW編集部

年に数回だけ降雪する地域ならオールシーズンタイヤがベストマッチ

 となるとオールシーズンタイヤは本州の太平洋沿岸地域などではバッチリ使い方にマッチする。普段乗りではまず雪に遭うことはなく、降雪は年に数回。そのときは雪の中でも帰宅できて、凍ってしまったら溶けるまでは自宅待機か公共交通機関を利用するという使い方ができる。

 夏場のハンドリングも良く、グリップ性能もスタッドレスタイヤよりは遥かに高いので緊急回避性能も高い。サマータイヤとスタッドレスタイヤを2種類用意する必要もないので、ホイールを2セット用意したり、ベランダに保管する手間も不要。1セットですべてをまかなえる便利なタイヤなのだ。

メーカーによって少しずつキャラクターが違う

 同じオールシーズンタイヤのなかでも各社によって若干キャラクターが異なる。センターグルーブあたりは、ほぼスタッドレスタイヤのように細かいサイプが入っているものもあれば、逆にほぼサマータイヤのパターンにしているものもある。

 これはサマータイヤを冬にも対応させたか、冬用タイヤを夏場に対応させたか、のようなメーカーの思想が現れている。降雪回数が多いなら前者であり、めったに雪が降らないなら後者タイプを選んだほうが使い方にマッチしそうだ。

 完全な夏用ラジアルタイヤに比べると若干ロードノイズが大きいなどのデメリットもあるが、使い勝手と安全性能を併せ持つ新たな存在がオールシーズンタイヤなのだ。

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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