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AMGが開発したメルセデス「SL」は何が変わった? 熟練マイスターが手作業で組み上げる初の直4エンジン搭載!!

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TEXT: iconic  PHOTO: Mercedes-Benz

熟練マイスターが組み上げる初の直4を搭載

 ラグジュアリーなインテリアは、翼の形をした左右対象のダッシュボードと、左右対象でありながら運転席を重視した造形に仕立てられた。新開発のタービンノズルの形状をした4つのエアアウトレットも特徴的だ。

 ポイントとなるセンター部の縦型11.9インチのメディアディスプレイには、オープン時の光の反射を防ぐため画面角度の調節機能(12度〜32度)が備わっている。

 新型の見どころの一つである後席は「日常的に(クルマを)使うための実用性を高めるもの」とされ、座れるのは身長150cmまで(チャイルドセーフティシート装着時は135cmまで)。大人が乗ることはほぼできず、荷物を置くのに便利な場所ということになる。ちなみにゴルフバッグを積むことも可能とのことだ。また、後席を使わない時には、後席背後に室内への風の巻き込みを防ぐドラフトストップが装着できる。

 エンジンはAMGの「One man, One engine」主義にのっとり、熟練マイスターが手作業で組み上げる初の直4となる、最高出力381ps/最大トルク480Nmを発生するM139型を搭載。このエンジンにはF1由来の技術であるエレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーが採用された。

 これは、ターボの軸をモーターが直接駆動する仕組みで、ブースト圧を維持できるため途切れることなく、全回転域でレスポンスが向上するという。湿式多板クラッチを採用したAMGスピードシフトMCTと組み合わせ、0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は275km/hとなる。

 足まわりには可変ダンピングシステムを搭載した新開発AMG RIDE CONTROL サスペンションを標準装備。サスペンションは前後共にマルチリンク式となるが、フロントへの採用はAMGの量産車としては初となるそうだ。

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