愛車の雰囲気をガラッと変えるパーツを紹介
愛車をカスタムする目的は人によってバラバラで、他人に迷惑をかけなければ正解なんてなきに等しい。スポーツカーだけどパワーやコーナリングは二の次、とにかく見た目で勝負というのも立派なカスタムだ。周囲にアピールできるうえ愛車への思い入れも深くなる、ビジュアルを激変させる代表的なメニューを紹介しよう。
マフラーカッター
まずは低価格ながらリヤの印象を一新する、デザイン性に富んだマフラーカッターから。以前は見るからに取って付けたような製品が多く、ドレスアップどころか逆にダサくなってしまうこともあった。ところが近年は車種ごとにバンパーからの出幅を緻密に設計したり、テールの形状/本数/角度/材質なども選び放題といった状況だ。
昔のように取り付けネジが丸見えなんて心配はなく、コストパフォーマンスに優れるドレスアップとして、初心者だけではなく中~上級者にも認知されている。当然パワーやトルクにはまったく影響ないが、音量もノーマルと変わらず静かなままなので、近所や職場に気を遣う必要がないのもメリット。
オーバーフェンダー
次は貼り付けるタイプのオーバーフェンダー。大きさによっては公認車検を受ける必要があり、費用はそれなりにかかることもあるがインパクトは絶大だ。メリハリの効いたグラマラスなシルエットによる迫力は言わずもがな、純正フェンダーに収まらない深リムのホイールが履けるのも大きい。手間とコストは決して安くないものの、チャレンジする価値は十分にあるはず。
エアロパーツ
外装パーツではカナードやアンダーパネル、ディフューザーなどを使った複合技も面白い。単体ではごく普通のドレスアップにすぎないが、カナードを2段または3段とまとめて装着する、アンダーパネルの取り付けをロッド式に変更する、リヤディフューザーを部分的に塗り分けるなど、アイディアしだいで変幻自在なカスタムが可能。ダウンフォースが上がるかどうかは抜きにして、思い切りカッコ重視で作り込んでみよう。ただし脱落の防止や歩行者の安全には十分に配慮してほしい。
フルLED化
最後は灯火類のフルLED化。最近は純正で採用されるケースも増えてきたが、ちょい古のクルマであれば印象が激変するうえ、夜間の視認性も大幅にアップすると一石二鳥だ。ヘッドライトだけじゃなくウインカーにポジションランプ、後方のブレーキランプとバックランプをすべて交換しても、車種により差はあるものの部品代は3~4万円で済むと思われる。
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以上、クルマにハードな加工を施すことなく愛車をカスタムする方法を4つ紹介した。クルマの楽しみ方のひとつに、カスタムする過程がある。いろいろなパーツを装着した先のイメージを考えるだけでも、ワクワクするもの。装着するしないは二の次として、まずは妄想を膨らませてみよう。