三菱自動車が来夏発売予定の「デリカミニ」を初披露
三菱自動車が、2023年初夏に投入を予定している軽自動車ベースの新型スーパーハイトワゴンのスペシャルサイト(ティザーサイト)を公開した。この新型車には「デリカミニ」のネーミングが与えられ、「デリカD:5」を彷彿とさせる塊感のあるスクエアなデザインが特徴であり、アウトドアシーンで高い人気を誇る親父(デリカD:5)に対して、その息子(デリカミニ)もラギットな佇まいが魅力的だ。
パジェロ&デリカから受け継がれたデリカシリーズの末っ子に注目
パリダカで前人未踏の7連覇&通算12勝を誇る「パジェロ」を筆頭に、歴代デリカシリーズなど本格的な4WD性能を装備して優れた悪路走破性が自慢の三菱自動車の本格派4WDモデル。残念ながら2021年8月31日をもって長い歴史に幕を閉じたパジェロだが、そのDNAはしっかりデリカD:5にも継承されており、さらに「アウトランダーPHEV」や「エクリプス クロスPHEV」にもその伝統はしっかりと受け継がれている。
そんななか「デリカD:2/デリカD:2カスタム」に続く末っ子のデリカミニは、まさにやんちゃなスタイリングと前期型デリカD:5譲りのタフギア感たっぷりのスタイリングをしっかりとオマージュしている。アウトドアブームのなか注目を集める、ホンダ「N-VAN」/スズキ「スペーシアギア」/同「スペーシアベース」/ダイハツ「タント ファンクロス」といった、そうそうたるライバル勢にとって脅威を与える存在になること間違いなしと断言できる。
デリカ譲りの世界観を持つ「デリカミニ」はアウトドアシーンで良き相棒になる
新型デリカミニは『DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)』をデザインテーマに、SUVらしい力強いスタイリングとMPVとしての居住性の高さを両立しながら、歴代デリカシリーズの世界観を軽自動車ベースのスーパーハイトワゴンに詰め込んだ頼もしい存在だ。
三菱車のアイコンである力強いパフォーマンスとプロテクションの安心感を表現するダイナミックシールドを持つフロントマスクを採用。半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトは、デリカD:5譲りの押し出しの強い睨みの利いた顔つきでありながらも愛嬌もあり、親しみやすいデザインとしている。
またフロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを配し、ブラックのホイールアーチや前後バンパー下部のスキッドプレートを模したプロテクターデザイン、さらにアルミホイールにはタフさを描きながらもスタイリッシュさを表現するダークシルバー塗装を採用。まさにタフギアを謳うデリカの末っ子として相応しいディテールが随所に散りばめられている。
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スペシャルサイトで公開されたビジュアル(画像)はわずか2点のみだが、それでもデリカミニへの期待感は自ずと膨らむはず。現車をいち早くチェックしたいという人は、2023年1月13日(金)〜15日(日)の3日間で開催される東京オートサロン2023で参考出品される予定なので、ぜひ会場でチェックしてほしい。