スズキSX4
2006年に登場したスズキのコンパクトハッチバックおよびクロスオーバーSUVの「SX4」は、スイフトをベースに誕生したモデルであるが、じつはフィアットと共同開発で生まれたもので、欧州では高い評価を集めている。2008年には年間で5万台以上を売り上げるスマッシュヒットを記録した。
また北米市場では4WDモデルを標準としたことで、手ごろな価格で信頼性の高い4WD車としてこちらでもスマッシュヒット。2007年度には過去最高の年度末決算を記録するなど、大きく売り上げにも貢献していたのだった。
日本でもクルマ自体の評価は高かったものの、より買いやすい価格帯のスイフトの方に人気が集中したこともあってそこまでの人気車種とはならなかった。2015年から販売がスタートした後継車種である「SX-4 S-CROSS」はハンガリーからの輸入車ということもあって日本のユーザーにはマッチせず、2020年末で姿を消してしまっている(海外では2代目へフルモデルチェンジ済)。