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いまホンダ「NSX」が狙い目!? 新車当時と同じ1000万円近くで落札された個体はもともと富士山ナンバーでした

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

意外と狙い目の国産スポーツカー

 出品車両のボディカラーはベルリーナブラックで、内装はタン色のレザーとなっている。これまでに判明している履歴は、2014年に日本国内のオークションで取り引きされ、その後2019年5月のオークションで購入したオーナーが、香港へ輸出したということだ。その際の出品票によると、富士山ナンバーであったことがわかる。

 付属品はスペアホイールとジャッキや純正工具、整備記録簿、そしてエアコンのコンプレッサーとのこと。走行距離は3万5905kmと少ないが、数年間保管状態となっていたために、走行するためには整備が必要とのことだ。

 こうした履歴を持つNSXだが、エスティメート(予想落札価格)は7万〜10万ポンド(邦貨換算約1170万円〜1680万円)となっていた。新車価格と現在の相場からすれば、妥当といえるものかもしれない。

 そして実際の落札価格は6万3250ポンド(邦貨換算約1060万円)と、ほぼ新車価格と同じものであった。エスティメートよりも低い価格となったのは、展示するには走行距離が多く、走りを愉しむためには手を入れなければいけない、というどっちつかずのコンディションだったからだろうか。いずれにしても今回の結果を見る限りでは、JDMスポーツカーが人気のいま、NA1/2型NSXは、意外に狙い目といえるのかもしれない。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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