アウトドア装備を満載した「わ」ナンバーのディフェンダー90
2022年10月22日~23日に長野県・白馬で開催された「DEFENDER DAY 2022 in HAKUBA」は、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが主催する、年に1度のディフェンダーのオーナー&ファンのためのイベント。そこに出展されていたブースにあった、ルーフテントを積んだキャンプ仕様の「ディフェンダー90」。ショップのデモカーと思いきやじつはこのクルマ、そのままレンタカーとして貸し出しているというのだ。
東京での忙しすぎる生活の反動で気ままな旅に出て、人生が変わった
このディフェンダー90をディスプレイしていたのは、東京の目黒にオフィスを構える会社「オーバーランドジャパン」代表のルーク・ブリジフォードさん。オーストラリア出身で10代で北海道に来てから、一旦帰国するものの、ふたたび日本に戻りIT関連のリクルーターとして働いていたというルークさんだが、仕事に忙殺され自分の時間も取れず「なんで日本にいるんだろう?」と悩むなか、安いクルマを購入して気ままに日本全国を旅することに。そして、その旅が終わったころには、すっかりリフレッシュしていたことに気づいたそうだ。
「オーバーランディング」がテーマのレンタカー
ルークさんの故郷オーストラリアでは、クルマにテントを積み、行きたい場所へ自身でクルマを運転して行き、自由に冒険する旅のスタイル、「オーバーランディング(Overlanding)」が盛んだ。自分が東京でした経験をもとに、都会の生活のなかで自分を取り戻すため、オーバーランディングをテーマに立ち上げたのが、レンタカーとルーフテントなどのアイテムを取り扱うオーバーランドジャパンというわけだ。
現在オーバーランドジャパンでは、ランドローバー「ディフェンダー110S」と「ディフェンダー90SE」、トヨタ「FJクルーザー」、スズキ「ジムニーシエラ」などをベースとしたレンタカーを用意しているが、これらはオーバーランディングのイメージに合う車種をセレクトした結果だという。ではさっそく、イベントで展示されていたディフェンダー90を見てみることにしよう。
ディフェンダー90で冒険の旅へ
このディフェンダー90に装備されているのは、2~3人用のルーフテント、270度シェード/タープ オーニング(12平米)、Jackery1500ポータブルバッテリー、太陽光パネル、冷凍庫つき冷蔵庫、キャンプチェア/テーブル、ウッドファイヤーピット&ファイヤースターター、ガスコンロ、クッキングポット&フライパン、トーストサンドウィッチメーカー、ポータブルシャワー&食器洗浄システム、寝具一式、ポータブルBluetoothスピーカー、カードゲーム&パズルなど。
さらには、ソルト&ペッパーグラインダー、スパイス、イタリアンオリーブオイルなどの調味料、モカコーヒー ポットセットまで用意されている。そして用意されているアウトドア用品などは、しっかりしたアウトドアブランドのものだ。
つまり走破性の高いディフェンダーに、借り手も満足できるあらゆる用品が揃っていて、あとは食材さえ用意すれば冒険の旅に出かけられるわけだ。そのため週末の旅だけでなく、海外からのツーリストなどは長期間クルマを借り出し、キャンプとホテルをミックスした使い方をする人も多いそうだ。ちなみに料金は、1日あたり2万9800円~だという。
「都会の生活のなかで疲れたら、心の健康を保つために大自然の偉大さに触れて、ルーフテントでの大自然に抱かれるような特別な体験をしてみてください」と語るルークさんは終始、にこやかだった。
■オーバーランド・ジャパン
https://overlandjapan.com/