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本気仕様「ディフェンダー90」オーナーに直撃! ガチのオフロード愛好家はどうしてランドローバーを選ぶの? 答えがカッコよすぎ!

1996年式ディフェンダー90 US仕様とオーナーの飯島浩二さん

ガチのオフロード仕様に仕上げられた1996年式ディフェンダー90

 2022年10月22日~23日に長野県・白馬で開催された「DEFENDER DAY 2022 in HAKUBA」は、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが主催する、年に1度のディフェンダーのオーナー&ファンのためのイベント。その「コンクールデレガンス」において、クラシック部門で受賞した1996年式「ディフェンダー90」US仕様とオーナーの飯島浩二さんをご紹介しよう。

ディフェンダー90だけでも3台所有

 飯島さんのディフェンダー90は、先輩から10年ほど前に譲ってもらったものだという。といっても飯島さん、このほかにもディフェンダー90を2台、レンジローバーなどを所有し、「トレック」という冒険系競技の2001年(南アフリカで開催)の日本代表にも選ばれている方。当然、この90も手に入れた後に自分の好みに仕様変更されている。

 ちなみにほかに所有している90はノーマル風などクルマによって仕様を変えているそうで、この90はもちろんオフロード走行のためのもの。山梨のスタックランドファームオフロードコースや富士ヶ峰オフロードなどで走行を楽しんでいるそうだ。

サスペンションも大幅に変更した本気仕様

 飯島さんのディフェンダー90は本格的なオフロード走行のために、シュノーケル、ロックスライダー、ウインチ、デフガード、センターアンダーガード、無線機、傾斜計などを追加しているが、とくに大幅な変更が加えられているのがフロントサスペンションだ。リジッドアクスルを3リンク化し、ショックもストロークを稼ぐためにコイルオーバーから別体式に変更、車高も5インチアップ。これにともないサブフレームも追加され、フレームの強化も図られている。

ディフェンダーは本物のオフローダー

 あらゆるオフロードモデルが好きだという飯島さんだが、ここまでディフェンダーに注力している理由とはなんなのだろうか?

「バランスですかね。ディフェンダー90はホイールベースが短くて、センターに運転席があるんですよ。だから4輪に25%ずつきれいに重みがかかるので、蹴ったときにどこかが滑り始めるのではなく全部が同時に進むので、キレイに動くんですね。フレームがトラックより厚くて、その上にアルミのボディが載っているんで、転びづらいのもあります。OHVで重心が低くトルク型のエンジンは、荒々しいんですけど、すごくいいんですよ。たまんないです」

「本物だってことですよ。そもそも4駆しか作っていないメーカーってほかにないじゃないですか。この90もスポット溶接が外にでているんですが、手作りなんでその間隔とかが全部違うんですよね。そんなところも魅力ですね」

 この90のほかにもガレージにはG4チャレンジ仕様やキャメルトロフィー仕様、トレック仕様などのランドローバー車が並んでいるという飯島さん。

「本物の相棒ですよね。本気でお爺さんになるまで乗るつもりです」という言葉からも、その信頼度が伝わってくるのだった。

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