2022年10月29日~30日「第14回JAC関東の集い」
日本におけるオートキャンプの普及を目指す「一般社団法人 日本オートキャンプ協会」(以下JAC)が定期的に主催している人気のイベントが行われると聞き、AMWは東名高速道路を飛ばして朝霧高原オートキャンプ場へと急行した。同キャンプ場は新東名自動車道路の新富士ICから約30分とアクセスも抜群だ。
朝霧高原で開催された初心者にもおすすめの絶品キャンプ
会場へと到着すると、深い緑に囲まれた人気のキャンプ場には参加した30家族分のテントが立ち並び、キャンプイベントならではのワクワク感が漂っている。当日はハロウィンが近いということもあり、飾りつけが施されたテントが華やかさを増していたのが印象的だ。
オートキャンプらしくファミリーカーやSUV、先進のハイブリッドカー、憧れのエアストリームやキャンピングカー、トレーラーハウス、キャビンなど多種多様のスタイルが並んでいる光景は楽しさ満点。クルマの脇に張られたテントも、大型のドーム型や雰囲気抜群のワンポール、硬派なパップなど様々。今回のイベントはカンガルー張りの愛好者も多く、テントとタープの使い方の良きお手本になっていた。
ワークショップやフリマなどコンテンツ盛りだくさん
今回のイベントでは、オートキャンプの楽しさを味わってもらうために初心者から上級者までが楽しめる工夫がこらされ、会場ではコーヒーの美味しい入れ方講習会やダッジオーブンを使った料理教室などのワークショップが開催された。
ほかにもランタンなどの火器相談コーナーでは調子の悪いアイテムを無償で修理・メンテナンスを施してもらえるなど、キャンパーにとっては興味深い企画が盛りだくさん。
また、ワークショップとは別に参加者がアイテムを持ち寄るフリーマーケットも開催され、通常のフリマや個人オークションでは考えられない驚きの価格で並べられていた。テント前のスペースに並ぶ商品は実用性の高いものばかりで、出展者たちは「タンスの肥やしになるよりは、キャンプで使ってもらえれば嬉しいですからね」と笑う。
夕方には参加した子どもたちに向けたトリック・オア・トリートが行われ、日没からは焚火を囲んでのトークに華が咲き、豪華な景品が当たるビンゴ大会は大いに盛り上がった。
オートキャンプを始めたい人は気軽に相談・参加を
JACが主催する1泊2日のオートキャンプは、和気あいあいとした雰囲気が漂い、とても過ごしやすいものであった。参加者にはキャンプのインストラクターも多く、分からないことがあれば気軽にアドバイスをしてくれるのでキャンプ初心者であっても安心して参加することができる。参加者がサイトの枠を越えて一緒に焚火を楽しんだり、ハロウィンでのお菓子配りなど、大人から子供までが楽しめる充実したイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
今回の取材に応じてくれたJACの松本さんは次のように話してくれた。
「キャンプは自由を楽しむものですが、自由を楽しむにはキャンプへの理解と経験が必要になります。私たちJACではオートキャンプを楽しめる環境を整備し、気軽に楽しめることが大切だと考え啓蒙活動を行っています。もし、初めてのオートキャンプを楽しみたい、これからキャンプを始めてみたいという人がいれば気軽に相談、参加してください」
これからオートキャンプを始めたいけど自信がない人、楽しいイベントを探している、キャンプのスキルアップを目指したいという人は、JACが主催するイベントに参加することをおすすめする。豊かな自然に囲まれ、素敵なキャンパーたちとの出逢いを与えてくれた「JAC関東の集い」。定期的に開催されているので、気になる方は日本オートキャンプ協会のホームページ(https://www.autocamp.or.jp)をチェックするべし。