ブレないブランドイメージを体現するレクサス
レクサス(北米事業体)は、レクサスならではの走り味(Lexus Driving Signature)はもちろん、デザイン、先進技術、電動化を体現させた6台のモデルを展示した。以下、展示された6台を簡単に紹介しよう。
LSに搭載されている3.5L(V35A-FTSターボ)をベースにコンプレッサーホイールターボチャージャーを装着することで600psオーバーとしたエンジンを積む、サーキット走行に特化した「DSPORT IS600+ プロジェクトビルド」。
都市をイメージしたカスタマイズモデル「LX600アーバンコンセプト」。
アウトドア用品ブランドYETI(イエティ)とコラボレーション、アウトドアでの走りと自宅のような快適性&利便性を提供する「LX600 YETIライフスタイルコンセプト」。
過酷な地形の遠く離れた目的地まで、ラグジュアリーな旅を楽しめることをコンセプトとした「GX460オーバーランドコンセプト」。
年内発売予定の新型RXをベースにカスタムを施した「RX500h Fスポーツパフォーマンス」。
そして、レクサスが電動化を通じて実現を目指す走りやデザインの進化を象徴しているEVスポーツのコンセプトカー「Lexusエレクトリファイド スポーツ」。
さらに、トヨタ(現地法人)は北米市場らしいアグレッシブなオフロードモデルなども出展。世界各地を探検する人気テレビ番組『Expedition Overland』で探検に用いるために作られた、フルサイズSUV「セコイア」をベースとした「シンバ セコイア」。フルサイズピックアップの「タンドラ」をベースとした“冒険仕様”の「トレイルハンター コンセプト」などが展示された。トレイルハンター コンセプトは専用チューニングのサスペンションやスキッドプレートを備え悪路走破性をさらに向上させるとともに、ルーフテントや冷蔵庫などを備えた本格アウトドア仕様、SUVとトラックモデルに設定される予定となっているそうだ。
対する日産ブースは?
また、日産は「Z」をベースとしたカスタマー向けレース車両「Nissan Z GT4」を一般公開している。さらに、Zをベースとしたフォーミュラ・ドリフト参戦車両、NISMOパーツでカスタムした800hpのZ、サニートラックをベースにリーフのEVユニットを搭載した「サニー リーフトラック」、ピックアップトラックのフロンティアに5.6L V8エンジンを搭載した「NISMOオフロード フロンティア V8コンセプト」など、日産らしい個性的なモデルを出展した。
ホンダはアキュラブランドでインテグラのカスタムカーを、TOYO TIREも現地販売子会社が28台の車両に自社製タイヤを装着させて出展するなど、国産勢も例年通り数多く出展した。なお、2023年は10月31日から11月3日まで開催される予定となっている。