クーペよりスパイダーの方がお高い
美女「そんなことより、このウラカン スパイダーは、先日取り引きしたウラカンLP610-4のオープン版ってことですよね?」
社長「そう、ソフトトップ式の電動オープンであること以外のメカニズムや装備は、基本クーペと同じだな」
美女「じゃあ、速さについても前期のウラカンと大きくは変わらないってことですね。」
社長「2015年夏にデビューした時に発表されたスペックによると、パワーは前期型ウラカンのスタンダード4WD版に共通する610ps。オープン化でウェイトが120kg重くなっちゃった分、0-100km/h加速タイムは0.2秒落ちの3.4秒になったけど、スペック上の最高速は325km/hだから、そこはクーペと同じだな」
美女「そうなんですよ! 体感的な速さや高速コーナーでの安定感は、この間のクーペと変わらなかったですね(ドヤ顔)」
社長「どうせキミのことだから、首都高で思いっきりアクセル踏み込んじゃったんんだろ?」
美女「あ、バレてました……? そんなことより社長、このウラカン スパイダーはいくらで売ってきたらいいですか?」
社長「この間ウラカン クーペを取り扱ったときにも話したように、スタンダード版クーペは2300万円から2600万円くらいがボリュームゾーンで、スパイダーならプラス200〜300万円ってところで売りさばいてきてくれる?」
美女「なんだか最近、スーパーカーの価格ジワジワ上がってません?」
社長「たしかにそうだな。近ごろ噂になってるリフトアップ版“ステラート”を最後に、ウラカン シリーズは生産終了。しかも、それがハイブリッドじゃない自然吸気ランボの最終モデルになるなんて見方もあるようだから、とくにウラカンについては今後も大きく下がることはなさそうな気もするんだよ」
美女「じゃあアタシ、自然吸気ウラカン時代の最後の最後に、最高のドライブ体験を味わったワケですね」
社長「おいおい、今度という今度は、俺にもテストドライブさせてくれよな~」
美女「え……? 引き取ってきたばかりといっても、次のお客さまが決まってないなんて誰も言ってませんよ……(ニヤリ)」
社長「って、ちょ、待てよぉ(焦)」
美女「それって、モノマネ芸人の劣化版キムタクですか?」