14代目クラウン:超大型グリルを備えつつ「らしい」走り味を継承
V6エンジンを搭載した新世代クラウンの中でも、2012年末デビューの14代目モデルは超大型のフロントグリルを備えるアグレッシブなデザインを採用した初めての世代となった。
今でこそ大型グリルを持つ車両は他メーカー含め珍しくない存在となっているが、当時は賛否両論で、どちらかというと否定的な意見の方が多かったほど。しかし今では違和感なく街中に溶け込むデザインとなったのは、この14代目クラウンが果たした役割も大きかったと言えるだろう。
ハイブリッドモデルにはクラウンとしては久方ぶりの4気筒エンジンが搭載されながらも、クラウンらしい走り味とクラウンらしからぬ燃費性能(23.2km/L)を実現している点も現行のクロスオーバーにも通じる「らしさ」を感じることができそうだ。
またクラウンの上級派生車種である「クラウンマジェスタ」が設定された最後の世代ということもあるため、こちらも今後再評価されることは間違いないクラウンとなりそうだ。