パリダカ総合優勝モデルのスタイリングも可能に
エンジンは最高出力480ps・最大トルク570Nmを発生する3Lツインターボを搭載、4WDシステムが採用されている。0-100km/h加速は3.4秒、最高速度はオールテレインタイヤのため240km/hに制限されているという。
シャシーには、PDCCアンチロールスタビリティシステムやリヤアクスルステアリング、GT3から採用されているエンジンマウントなどを標準装備とし、砂地などでもダイナミックな走行を可能としている。
また、ドライビングモードには「ラリーモード」と「オフロードモード」を設定した。ラリーモードはリヤ重視の4WDが特徴の、起伏のあるゆるい地面に最適なモード。オフロードモードは、難易度の高い地形や砂地でトラクションを最大限に引き出すモードで、車高が自動的に上がる。さらに、この2モードにはタイヤの空転を約20%許容するラリーローンチコントロールも備わった。
そして、オプションとして、1984年のパリ−ダカールラリー優勝車をイメージしたデザインパッケージ(433万7000円)が用意された。こちらは、ボディカラーをホワイト/ジェンシャンブルーメタリックのツートンカラーとし、ボディサイドには1から999まで好きな番号を選択できるゼッケンナンバーが備わっている。加えて、ドアに「Roughroads」ロゴ、レッドとゴールドのデコレーティブストライプもあしらわれており、雰囲気を高めてくれる。
AMWのミカタ
ポルシェ「911 ダカール」と同様のコンセプトで、ランボルギーニからは「ウラカン」をベースとした「ステラート」のオフィシャルフォトが発表されたばかりだ。世界的なSUVブームの中、オンロードだけでなくオフロード走行を視野に入れたスーパースポーツが今後のトレンドとなりそうだ。ランボルギーニ「ウルス」は、スーパーSUVのジャンルでは過去の「LM002」といったモデルからのDNAをうまく利用して成功を収めたが、ことラリーを始めとするオフロードのイメージはポルシェの方に一日の長がある。舞台をサーキット&オンロードからオフロードへと移した911とウラカンのバトルの行方はどうなるのか、しばらく目が離せそうもない。