CR-Vとヴェゼルの中間を埋めるZR-Vに期待が膨らむ
2022年7月14日、ホンダの新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」のスタイリングがティザー公開された。そのスタイリングは兄弟車のCR-Vやヴェゼル(海外名:HR-V)の血脈を匂わせながらも、内外装において洗練されたデザインは『異彩解放』のグランドコンセプトをもとに、エレガントなプロポーションと開放的でありながらも機能的でパーソナルな居住性が見事に創出されている。
当初、2022年秋に発売される予定であったZR-Vだが、慢性的な半導体不足に加えて不安定な海外情勢も重なり、ホンダに限らず新車の納期が大幅に遅延するなかで、2023年4月21日に発売することを発表した。
走れるSUVとして期待が高まる
すでにホンダはZR-Vのプロトタイプ仕様のメディア向け試乗会を開催しており、“走りが楽しめるSUV”として高い評価を得ている。それは開発テーマである『自在に操る自信と余裕』を重きに置き、ドライバーの意思がそのまま挙動に直結するようなクルマと一体になれる走りを実現した結果の評価だ。併せて不要なクルマの動きやノイズを徹底的に抑え、タイヤが路面を常に捉える高い接地性と安心感、そして静粛性にも優れる高次元のドライバビリティを具現化している。
さらにヒールポイントからヒップポイントの高低差を小さくすることでドラビングポジションや運転のしやすさに寄与する爽快な視界を徹底的に追求。視線移動時の『流れを乱さない』、『流れを切らない』、『挙動をつかみやすくする』という3つのポイントに、自車の向きや車両感覚を把握しやすい基調線をクルマの内外に用い、内外装において運転のしやすさにつながる工夫が凝らされている。