オーバーホールして新車と見まごうようなエンジン
金井さんのフィアット126はボディなどに大きな変更は加えていないそうだが、リヤに鎮座するエンジンは新車かと見まごうほどにピカピカ。じつは走行距離が約10万kmの頃にタイミングチェーンのギヤがナメた状態になってしまい、止まってしまったことがあったのだという。
その際、「どうせエンジンを降ろすなら全てやってしまおう」と、デッドストックのクランクシャフトをはじめ、ピストンなど交換できるパーツは全て交換し、ブロックなどはブラストをかけ再塗装やリメッキを行い、約半年かけてオーバーホールを行った。その際、ショップが専門店ということもあり、パーツ類の調達は意外にもすんなり進んだのだそうだ。基本的にはオリジナルをベースとした作業となっているが、点火系をフルトラの同時点火にするなどの変更も加わられている。
このエンジンの作業はショップで行ったが、リヤ&フロントスピーカーなどのオーディオ関連や、タコメーターや電圧計などの追加メーター設置は金井さん自身で行っているとのこと。ちなみにタコメーターはハーレーの流用。同じ2気筒エンジンつながりで、このチョイスになったそうだ。
シンプルきわまる構造だけに、自分で手をかけられるところは自分でイジり、愛着もひとしおな様子が伝わってきた金井さん。古くて新しいコンパクト・フィアットとのカーライフを楽しんでいるのでした。