ファントム・シリーズIIが日本初見参!
今回ロールス・ロイスが開いた「Bespoke Voyage(ビスポーク・ボヤージュ)」では、2022年5月に本国発表された同社のフラッグシップモデル「ファントム・シリーズII」のジャパンプレミア発表会も併催されたのが、最大のトピックとなったようだ。
1925年の初代40/50Hpファントム以来8代目となる従来型ファントムに、さらなる改良を加えたファントム・シリーズIIは、これまでのカスタマーのリクエストやフィードバックを反映し、繊細なタッチで外観やデザインの魅力を高めたとのこと。
すでに「ゴースト」に採用されて好評を得たラジエーターグリルのイルミネーションも追加したほか、ヘッドライトユニット内にはレーザーカット総計580個の星をちりばめた「ベゼル・スターライト」を採用。インテリアの天井に広がる「スターライト・ヘッドライナー」と共通のイメージを得ている。
また「パンテオン」に喩えられるラジエーターグリルの幾何学的な形状にリファインを加えたことにより、センターに置かれる「R-R」の紋章と「スピリット・オブ・エクスタシー」のマスコットがより際立つよう最適化が施されたほか、巨大なアロイホイールのデザインもリニューアルされた。
今回のブランドイベント会場では「世界最高峰のラグジュアリー製品のひとつであるファントムの新たな表現」と称し、やはりビスポーク仕立ての1台を展示。筆者が訪ねたのはカスタマー対象の日だったのだが、このモデルの日本上陸を待ち望んでいたロールス・ロイス愛好家たちが、次から次へとひっきりなしに車両検分するさまが印象的であった。
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ちなみに日本国内での販売価格(オプション別)は、標準ホイールベースの「ファントム・シリーズII」が6050万円から。ホイールベースを延長し、後席の居住性を高めた「ファントム・エクステンデッド・シリーズII」が7007万円からとなる。