白鳥雅人氏が組んだ珠玉のエンジン搭載!
さらに、大一自動車ボディが手掛けたハコトラの凄さは外装キットだけではない。じつはエンジンは、A12型エンジンからA14改1568ccにスープアップさせたパワーユニットを搭載している。しかも、そのエンジンはかつて関東のストリートゼロヨン会場で敵なしと言われた伝説のプライベートチューナー、白鳥雅人氏が手を加えたエンジンというから驚きだ。
具体的な仕様はA15改ゼロヨンポートで、ソレックスは44φ、2.5mm面研、ワイセコ鍛造ピストン、イスキートリプルバルブ、軽量ロッカーアームをセット。その特性は、太いトルクとパワーを稼ぎ出しながらも、耐久性の高いタフに使えるパワーユニットして作り込まれている。
足まわりについては現在のところフロントがAE92用ショート加工ショックにリーフスプリング逆組み+ブロックの組み合わせ。今後はエアサス化やCノッチ加工も検討中という。
ハイパワーなクルマを効率よく走らせためには駆動系の強化も重要。この大一自動車ボディのハコトラでは、トランスミッションを5速に載せ替え、AE86用LSDを装着、ファイナルギアはニスモ製を選択し、マーチRクラッチディスクにバネット用360kgクラッチカバーを組み合わせてセット。パワーに対応させるだけでなく乗りやすさや扱いやすさも同時に追求している。
普通のサニトラでは面白味がない。サニトラは改造してイジってこそ面白くなるクルマだ。この大一自動車ボディのハコトラは、そのイジリ方もマニアックで魅力にあふれている。カスタムカーというよりは、昔ながらのチューニングカーとしてのカッコ良さを追求しているように思える。
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大一自動車ボディ
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