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サーキット走行会の装備で「冬キャン」の「ソロキャン」に挑戦! 不便を楽しむスポーツカーでのキャンプ【E30M3レポート】

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TEXT: AMW 西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)  PHOTO: 山田芳朗/AMW西山嘉彦

走行会セット+αで「冬キャン」の「ソロキャン」に挑戦!

 AMW読者諸氏には、サーキットでの走行会や草レースを楽しんでいる人も多いでしょう。かくいう私は、サーキット走行を楽しむために、ビギナーへ向けた企画を雑誌で幾度も展開してきた経験があります。

持っているものだけで「とりあえずキャンプ」

 たいていのクルマ雑誌だと、サーキット走行に際して、「クルマをどのように仕上げるか」に注力するのですが、私が企画した内容は、レーシングスーツやヘルメット、グローブ、シューズという身につけるものはもちろんとして、サーキット走行会で必要な備品(工具などを含む)を取り上げることもしばしば。地面がアスファルトのサーキットのパドックや駐車場は、夏は暑く冬は寒いのが当たり前。耐久レースに出場する時なんて、休憩する場所も必要。屋根のあるピットを確保できればいいのですが、そうでない時は直射日光や雨をしのげる場所も必要です。

 ということで、サーキット走行会に必要な備品として、折りたためるテーブルとチェアのセット、それにE-Z UPなどのワンタッチテントをマストアイテムとしてお勧めしていました。

 愛車のBMW E30M3の後部座席のシートを外せば、これらの備品に加えて、Sタイヤをワンセットにジャッキや工具を積んで、サーキットに通うことが可能でした。

 しかし、最近はめっきりサーキットに走りに行くこもとなくなり、これらの備品はほぼ使用されなくなり忘却の彼方へ。

 そんな今日この頃なのですが、E30M3でウルトラライトなキャンプにチャレンジしたくなったのです。テントは登山の縦走や自転車旅用で使っている1人用テントがあるし、ストーブなども登山で使っているものがあります。わざわざキャンプのために何か備品を購入する必要もないことに気がつき、いきなりではありますが、思い立ったが吉日、「冬キャン」の「ソロキャン」へと旅立ったのでした。

 最初に断っておきますが、キャンプ場に泊まるのは、人生において数回というビギナーです。1度目はグラビア撮影のためにキャンプ場のトレーラーハウスに泊まり、2度目は息子たちが幼い頃にログハウスに泊まった程度。自分のクルマで1人でテント泊は初めてなのです。

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