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陸上自衛隊向けに開発! 和製ハマーと呼ばれたトヨタ「メガクルーザー」とは

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AUTO MESSE WEB

乗り心地は意外にも快適

 大きなボディを持つメガクルーザーであるが、乗車定員は6名となっており、レイアウトは前2名、後ろ4名と変則的。前席の運転席と助手席の間には巨大なセンターコンソールが鎮座し、オーディオはこの部分に運転席側を向いて装着されているため、ナビを装着しても運転中に見ることはままならないだろう。

 またリヤは左右にフロントシート同等のシートが備わり、中央にバンのリヤシートのようなベンチシートが備わるというこちらも変則的なもの。その分ラゲッジスペースは広大で、最大積載量は600kgを誇っている。

 メーカーオプションとしてサンルーフの設定があったが、これは大きなメガクルーザーに似合わない乗用車サイズのものとなっており、アルミパネルかつ脱着式となっているため、サンルーフというよりも脱出用ハッチと言った方がいいかもしれない代物となっていた。

 そもそもの成り立ちからいっても非常に無骨な存在であるメガクルーザーではあるが、足まわりのレイアウトは4輪独立のダブルウィッシュボーン式サスペンションとなっており、乗り心地は意外にも快適。3トンに迫る車両重量も相まって、ドッシリとした走り味を見せてくれるのだ。

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