キャンプ場をベースに広範囲のアドベンチャーを楽しもう
「冬キャン」というワードがあるように、キャンプはいまやオールシーズンで楽しむものとして認識されています。確かに、焚き火や身体を使ったレクリエーションなど、真夏より冬のほうがより楽しめる「ソト遊び」はたくさんあります。ということで、今回は「6輪キャンプのススメ」と題して、クルマに自転車を積んで冬キャンプの行動範囲を広げようという内容でお届けしたいと思います。
2万円程度のフォールディングバイクから十分に楽しめる
ここ数年、自転車が大流行して巷ではロードバイクブームが巻き起こりました。週末のサイクリングロードでは数十万円から100万円オーバーの高級自転車が列をなして走り回り、「日本ってお金持ちが多いんだなぁ……」と、自分とは異次元の世界に驚かされたものです。そして、自転車ブームの波は高級ロードバイクやMTBだけでなく、フォールディングバイクと呼ばれる折り畳み自転車にも波及し、手に入れやすいリーズナブルなモデルも数多く登場しています。
キャンプやアウトドアに最適なモデルとして人気の高いフォールディングバイクは、折り畳み式の構造を持つ自転車。使いやすく乗りやすい20インチの小径モデルであれば、折り畳んだ状態が大きめのクーラーボックスと同等サイズなのでトランクやカーゴスペースに搭載することができます。組み立ては簡単で、ハンドル、フレーム、ペダルの接合部分を展開してロックをすれば完成。メカが苦手な女性や子供でも簡単に組み立てられるので、キャンプやアウトドアのお供としておすすめです。価格としては上を見ればきりがありませんが、一般的には2万円程度でも十分に楽しめるモデルも多いのが特徴です。
カッコいいサイクルキャリアは運転に十分注意を
本格的なサイクリングが楽しみたいという人であれば、ルーフキャリアに専用のアタッチメントを取り付ければロードバイクやMTBを搭載することもできます。キャリアとアタッチメントを購入すると3万円から5万円程度の出費が必要になるのが痛いところですが、自転車を趣味にするのなら初期投資として装備することをおすすめします。
ルーフキャリアに自転車を載せた姿はカッコイイものですが、運転する際には注意が必要。まずは自転車がしっかりと固定されていることを確認すること、そして運転する際につねに高さを気にすることです。ショッピングモールの駐車場ゲートや線路下のトンネルを通過する場合、自転車を積んだまま通過してしまうと大惨事になってしまう可能性があるので注意して下さい。
また、ロードバイクやMTBは「クイックリリース」と呼ばれる前輪と後輪を脱着できるロックシステムが搭載されている機種もあり、このシステムを使えばフレームと前後輪が分離できるのでワゴンタイプのクルマであればラゲッジに搭載することができます。