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車中泊には「ミニバン」より「SUV」が活躍する!? 後席フルフラット可能なモデル6選

ホンダCR-Vでアウトドアを楽しむ

カップルならミニバンよりもSUVの方が使い勝手がいいことも

 アウトドアを楽しみ、車中泊をしたい人にとって、クルマ選びの悩みといえば、車中泊にもっとも適切なミニバンか、アウトドアに似合うSUVかの選択ではないだろうか。

 しかし、アウトドアという雰囲気にマッチし、走破性でも有利なSUVの中にも、ボックス型ミニバンほどのシートアレンジのフルフラット度、ベッド長、天井の高さのゆとりは得られないものの、2名乗車限定での車中泊が可能になる車種がある。

 そもそも、大家族でもないのに3列シートのミニバンを選ぶのはナンセンスで、カップルのアウトドアライフ&車中泊ならむしろSUVを選んだほうが適切でもあるのだ。

マツダCX-8

 さて、数ある国産SUVの中で、荷室からつながるシートのフルフラットアレンジのしやすさでは、まずはマツダCX-8が挙げられる。

 全長4900mm、室内長で2690mmもある車体。3列シートのSUVだけに、2列目席がベンチシートの7人乗り限定とはいえ、奥行たっぷりのフルフラットアレンジ、車内のベッドルーム化が可能だ。

三菱アウトランダー

 三菱アウトランダー(PHEV)も車中泊にぴったりのオン/オフの走行性能、走破性に優れた1台。後席(2列目席)格納時のフロアの奥行きは1845mmに達し(メーカー値の最大奥行は2040mm)、身長180cmの人でも真っすぐに横になれるベッドスペースが確保できるのだ。

しかも、AC100V/1500Wコンセントが用意されているので、車内外でコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、照明なども使え、SUVの車中泊対応性としては文句なしとなる。

日産エクストレイル

 新型日産エクストレイルも、荷室~後席のフルフラット化に優れたSUVだ。倒した後席背もたれ部分にはやや角度がつくものの、運転席側を頭にすれば、そのちょっとした角度が、むしろ逆流性食道炎対策にもなったりする。

 後席格納時の段差や隙間のないフルフラットスペースの奥行きは1940mmに達し、高身長の人でも真っすぐに横になれるから嬉しい。荷室には床下収納もあるから、ちょっとした荷物をしまっておくことも可能だ。さらにシリーズ式ハイブリッドのe-POWERだから、AC100V/1500Wコンセントも用意されていて、車内外がカフェやレストランに変身する。

 この便利さは、AC100V/1500WコンセントがないSUVとは大違い。走行性能は静かかつスムーズで加速力、乗り心地も文句なし。燃費性能も抜群である。

ホンダCR-V

 ホンダCR-Vも3列シート仕様が揃うミッドサイズSUVだが、7人乗りモデルなら、2/3列目席がフラットかつ低く格納できるため、段差最小限のフルフラットアレンジが可能。

 荷室から格納した後席までの奥行きは1950mmに達する。そのフラット度は完璧に近い。そろそろCR-VはZR-Vに移行するので、新車でCR-Vを手に入れたいのなら、お急ぎを。

スバル・フォレスター

 悪路の走行性能に定評ある、Xモードを搭載したスバル・フォレスターも車中泊に向く1台。後席格納時の荷室からの奥行きは1860mm。

 同じ国産ミッドサイズSUVのエクストレイルやCR-Vほどではないものの、身長180cmの人でも無理なく寝られ、フロアもほぼフルフラットだから、快適に中心で着られるはずである。

ホンダ・ヴェゼル

 と、ここまでミッドサイズ以上の国産SUVの車中泊対応について説明してきたが、例えば、フィットベースのコンパクトSUVであるホンダ・ヴェゼルも、後席をフラットに格納すると、荷室からの奥行き1680mmほどのフラットスペースが出現。

 後席のヘッドレストを逆付けすることで、身長172cmの筆者でも、無理のない姿勢で足を延ばし、寝ることができた。天井の高さも最低770mmあるので、お座敷としても使いやすそうだ。

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