パーソナル
1990年代、F1でマクラーレンホンダが全盛期だったころ、アイルトン・セナが握っていたステアリングこそ「パーソナル」。現在はナルディの傘下に入ってしまっているが、「ポールポジション」や「トロフィー」といった製品は今でも購入可能だ。
セナの車載カメラを見ながら、あのパーソナルの王冠マークに憧れた人は、これらの製品をチョイスしてみよう。
イタルボランテ
日産R31スカイラインGTS-Rに純正採用されていたのが、イタリアの「イタボルランテ」。イタルは「イタリアの」、ボランテは「ステアリング」の意味なので、イタリア製のステアリングという直球過ぎるネーミングのブランド。3本スポークの「アドミラル」や4本スポークの「コルサ」などが知られていたが、現在はモモに吸収され、新品で購入できるモデルはない……。
そのほかにも、スパルコ、OMPなどのステアリングの愛好者も多く、日本では星野一義のブランド「ホシノインパル」のステアリング「913」(星野選手が、ステアリングを9時15分の位置ではなく、9時と13時の位置で持つことが多かったことから命名)なども知られていた。
ステアリングは今でもわりとたくさんの種類が出回っているが、一番大切なのはブランドではなく、自分の手にフィットすること。手のサイズ、握力などは、一人ひとり違うはずなので、握りやすい形状で滑りにくく、操作しやすいものを吟味しよう。