62号車GT-Rが悲願のシリーズチャンピオンを獲得!
欧州の名だたるスポーツカーから日本のコンパクトカーまで、さまざまなマシンが勝利を目指して戦うモータースポーツが、「ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook」だ。その最終戦となる第7戦「SUZUKA 5時間耐久レース」が三重県 鈴鹿サーキットで開催された。FIA GT3マシンで争われる、ST-Xクラスのリポートをお届けしよう。
11月26日に開催された予選では、62号車のHELM MOTORSPORTS GTR GT3がポールポジションを獲得。2番手には16号車ポルシェセンター岡崎 911 GT3Rが並んだ。翌27日に決勝レースがスタート。スタート直後にDAISHIN GT3 GT-Rが23号車TKRI松永建設AMG GT3に接触されてコースアウト。グラベルにはまってしまいFCY宣言がだされてしまう。
その後は、31号車のDENSO LEXUS RC F GT3がトップを走るが、49周目に16号車がパスし、トップに躍り出る。106周目には3番手を走行していた62号車のGT-Rが、2番手のRC Fをパスして順位をアップさせた。ゴールまで残り15分というタイミングで7回目のFCYとなったものの、レース再開後はトップを守りきり、16号車ポルシェが優勝となった。
なお、シリーズチャンピオンは最終戦を2位表彰台で終えた62号車GT-Rが、逆転でST-Xクラスのシリーズチャンピオンに輝いている。2023年シーズンはどのような戦いが繰り広げられるのか? 今から非常に楽しみだ。