その3 トヨタ・タンドラ
帰国子女的な存在としてオススメなのが2022年モデルとして登場した北米仕様のトヨタ「タンドラ」です。もちろん並行輸入ではあるものの、世界のトヨタですから安心感も抜群。キャビンの形状はレギュラーキャブ、ダブルキャブ、クルーマックスと3種類が存在し、好みによって選ぶことができるのも大きな魅力です。
アメリカ生まれのフルサイズピックアップトラックのボディサイズは、全長5934mm×全幅2038mm×全高1982mm。エンジンは先代モデルの4.6L/5.7Lに比べると3.5Lと小さくなったものの、新型のV型6気筒エンジンはツインターボ化され最高出力は389psへと向上。10速ATとの組み合わせで走りもスムーズになりました。
その4 トヨタ・タコマ
同じトヨタでもミドルサイズの人気モデルが「タコマ」です。2022年モデルでは随所に手が加えられイメージを一新。エンジンは3.5LのⅤ型6気筒となり最高出力は278psを発揮します。もともと、ハイラックスの北米仕様として登場したモデルだけにボディサイズはハイラックスと同等。日本国内では大柄ですが北米ではミドルサイズとして高い人気を誇っています。そんな新型タコマの中でも注目したいのがTRDのチューニングメニューが施された「TRD Pro」で、より高い走破性を発揮してくれます。
その5 日産フロンティア
日産といえばダットラでお馴染ですが、そのダットラのDNAを受け継いでいるのが北米仕様の「フロンティア」。新型モデルではボディスタイルがシャープな印象となり、エンジンは先代モデルから継承される3.8LのⅤ型6気筒エンジンを搭載し310psの最高出力を発揮。ATは9速へと進化を遂げスムーズさを増しています。ボディにはロングとショートボディがあり、全長5339mm(ショート)/5692mm(ロング)×全幅1854mm×全高1821~1838mm。キャブはキングキャブとクルーキャブが用意されています。
並行輸入でも専門店が多いので安心して選べる
ここまでは新型モデルの紹介をしてきましたが、残念なことにジープ・グラディエーター以外は正規輸入モデルとして手に入れることはできません。しかし、日本には並行輸入としてアメリカ車、逆輸入車の専門店が数多く存在するので利用するのも賢い方法になるはずです。
また、中古車として探すのであれば数は少ないもののシボレーC1500やフォードF150、ダッジ・ラム、トヨタ・タンドラ/タコマ、日産フロンティア/タイタン、三菱トライトンなどを探すことができ、乗用車ライクなピックアップを求めるのであれば旧車のフォード・ランチェロやシボレー・エルカミーノという選択肢もあります。
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ジェットスキーやバスボート、トレーラーハウスを牽引でき、荷台には趣味の遊び道具が満載できるピックアップトラック。日本での認知度はまだまだ低いものの、本場アメリカのレジャーには欠かせない存在であり、趣味や遊びを追求する人にとって最高のパートナーになることは間違いありません。遊びのためなら車両価格や維持費を気にしないという粋な遊び人にとってピックアップトラックは世界観を広げてくれる夢のクルマになるはずです。