エメラルドスペクトラシャイン(トヨタbB/ファンカーゴ)
光の当たり方や見る角度によって、さまざまな色に変化するいわゆる「マジョーラカラー」は、1990年代を中心にショーカーやカスタムカーで人気となったもの。このマジョーラカラーを純正でまとってしまったのが、「bB」(初代)や「ファンカーゴ」に設定された特別仕様車のその名も「マジョーラ」だ。ちなみにマジョーラは日本ペイントの登録商標であり、当時のリリースにもその旨が記載されていた。
「エメラルドスペクトラシャイン」と名付けられたこのボディカラーは、見る角度によって紫、青、緑などに変化するもの。箱型のbBやファンカーゴにおいては何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出すカラーとなっていた。
なお、bBにはのちに「マジョーラII」という第2弾も設定されており、こちらは「アガットスペクトラシャイン」という同じマジョーラ塗装でもダークレッドからカーキに変化するものとなっていたのだった。
チャイナブルー(日産マーチ/リーフ)
ボディカラーでブルーというと、鮮やかなパールがかったブルーや、深みのあるダークブルーがイメージされるところだが、日産のチャイナブルーはやや緑がかった水色といった色調で、いままでありそうでなかったボディカラーとなっている。
このボディカラーが初めて採用されたのはK12型の「マーチ」であり、「オートカラーアウォード2005」のグランプリを受賞するなど高い評価を得た。
その後、しばらくラインアップされなかったチャイナブルーだが、なんと2代目「リーフ」のボディカラーとして復活。電気自動車のクリーンなイメージにあったボディカラーということで、意外な組み合わせながら非常にマッチしたものとなっていた。