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ダイハツ「ムーヴキャンバス」の限界車高に挑戦! キャルルック仕様の「カッコ可愛い」カスタムの秘訣は?

エアロパーツはフロント、リアともにD-SPORT製をセット

可愛いだけじゃないカッコよさ

 ポップでキュートなルックスが人気のダイハツ「ムーヴキャンバス」。豊富なボディカラーや個性的なルックス、乗っていて楽しくなる内装など、純正状態でもお洒落で可愛いと評判のクルマだ。そんなムーヴキャンバスをベースに、カスタム手法でより魅力的に進化させたのが大阪府在住の「ひでくる」さんだ。彼のカスタムテーマは「オシャレでカッコ可愛い」であり、このクルマにはそれを表現するドレスアップ要素がたくさん詰まっていた。

テイストはキャルルック

 カラーリングはムーヴキャンバスの代名詞にもなっている2トーンカラーのまま、3代目ミニ・コンバーチブルの純正カラーであるカリビアンアクアメタリックブルーパールにオールペンしたひでくるさんの愛車。このカラーは独特で、メタリックとパールの組み合わせが特別な輝きを放つ。

 ボディ全体は見てもわかる通りツルッとした感じ。これを引き立てているのがスムージング処理だ。なるべく一体感と丸みを帯びた形状を強調できるエンブレムレスにするなど、いたるところに細工を施している。

 外装のテーマはVWタイプ2(ワーゲンバス)をモチーフに自分なりにアレンジを加えている。一部、アメリカ西海岸で流行ったキャルルック的なカスタム要素を入れたのがポイントだと話す。

 装着したエアロパーツはフロント、リアともにD-SPORT製をセット。サイドステップはボリュームを持たせ、なおかつボディに巻き込むスタイルを作り出せる「トコット」用をセットしているのが面白い。リアウイングはHighWorks製で、現車合わせで作ったワンオフ品ということだった。

 また、キャルルックなテイストを印象付ける大型のルーフキャリアは「ラパン」用をベースにオリジナル加工が加えられている。ムーヴキャンバスのルーフサイズに合わせてほぼ自作で製作し、キャルルックを主張すべくムーンアイズのライセンスプレートを追加マウントしている。

極限にチャレンジした車高

 見た目の印象を大きく変えて目立つことからドレスアップユーザーに人気のヘッドライトリメイクについてもオリジナルで配置を考案し製作。ユニット内のウインカーの位置にプロジェクターフォグランプを追加し、ウインカー本体はライトを覆う形状のCマークウインカーリングをセットしている。

 また、リアのテールランプにも加工を加え、ここには専用カバーを作ってVW「イオス」用テールランプを移植。全体の統一感を持たせている。こうした小技を用いて、愛くるしい個性的な表情を見せるムーヴキャンバスを完成させた。

 インテリアはボディカラーに合わせてコーディネイト。ドア、パネルも含めてホワイト基調にアクアメタリックブルーをアクセントにポイントカラーを入れた。シートはコブラ製を採用し、パールホワイトのシートカバーに張り替えているのもこだわりだ。ルーフは総アルカンターラ仕上げで、ここにもお洒落なアクアメタリックブルーのデザイン処理が施されている。

 車高はエアサス装着なのでベタベタに下がっているが、通常はここまで落とせないという。ひでくるさんのムーヴキャンバスの場合は、アームを交換し、独立式のアクスルを入れることで、この車高を実現することに成功した。この足まわり構造を採用することで、ただ車高を下げられるだけでなく、スタイル的にもキャンバーを付けながらフェンダーアーチ内にタイヤとホイールが被り、極限まで落とせる構造になるとのことだった。

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 見える部分だけでなく見えない部分の工夫も手抜かりなしの、ひでくるさんのムーヴキャンバス。その完成度はとても高く、男性にも女性にもウケるスタイルが魅力的だ。まさにテーマ通りお洒落でカッコ可愛らしい1台に仕上がっている。

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