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驚異の25センチアップ! トヨタ「ハイエース」の新時代アゲスタイルは「オバフェン」+「バンパーガード」が決め手

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

10インチリフトアップでオフロードも楽勝

 ホイールには、4×4エンジニアリングのブラッドレー16インチを装着。タイヤはオフロード車であることを主張するためBFグッドリッチ・トレールテレーンT/Aの265/70サイズをセットした。

 このハイエースはそもそも趣味のモトクロスバイクを運ぶためのトランポ用として購入したものだそうだ。オフロードコースに行くまでの道は荒れているので、これだけ車高が上がっていると相当なひどいオフロードでも気にすることなく走れて楽だという。

 一見すると、とても便利に使えるトランポだが、バイクを積んで走るとエンジンパワー不足を感じてしまう場面がしばしばあるという。とくに上り坂ではスムーズな加速が得られない。そこで、走行性能がイマイチなハイエースの走りを変えるべく、ビッグスロットルとサブコンを追加して若干のパワーアップとレスポンスアップチューンが施されている。

 また、メカニカル面ではデフのファイナルギアを上げてローギア化させているのもポイント。これによって最高速は伸びなくなるが、エンジン回転が速くなり、必要に応じてキックダウンの反応もよくなった。シフトアップ時はトップまでスムーズに加速してくれるので、実用領域での走行ストレスを感じなくなったそうだ。

 トップスピードはこの車高ならば求めるべくもないので、チューニングは実用領域でのフィーリングアップを重視。これがアゲ系ハイエースにふさわしいアプローチといえるだろう。

 リフトアップハイエース車のメリットは、ワイルドで迫力が増し大きく見えるボディと悪路においての走破性、そして、見通しが良くなり運転しやすくなること。

 一方、デメリットは加速や制動力、燃費の悪化、乗り降りしにくい、アゲ幅によって構造変更が必要になることが考えられる。しかし、今どきのカスタムカーとしてカッコよく目立ちたいなら、オフロードスタイルを醸し出すアゲの選択肢は大いにありだ。タチバナさんのハイエースのようにオーバーフェンダー+バンパーガードを組み合わせれば、よりワイルドなオフローダーとして主張もでき、特別な仕様としてカッコよくキマることは間違いない。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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