新エンジン搭載でスポーツイメージの巻き返しを図るが……
失いつつあったスポーツイメージを回復するため、1997年9月のマイナーチェンジで可変バルブタイミング&リフト機構「NEO VVL」を備えた最新のSR20VE型エンジン(190ps)を設定。これにMT感覚の操作で走りが楽しめる6速マニュアルモード付きHYPER CVT-M6を組み合わせ、さらに視覚的にも高性能を訴える大型リアウイングを装着した新グレード「2.0Te-V」を投入する。
しかし、当時のマーケットは空前のレジャーブームに沸いていたため、マイナーチェンジと同じタイミングで追加されたワゴンの方が注目を集めることに……。この結果は、スポーツセダンとしてのプリメーラの役目が終わっていることを明白にしたというわけだ。
ただ、モータースポーツの世界では成功を収め、日本、ヨーロッパ、東南アジアで開催されたセダンによるツーリングカーレースでの活躍は目を見張るものがあった。イギリスツーリングカー選手権「BTCC」で1998年、1999年と2年連続でシリーズチャンピオンに輝いたのが、2代目のスポーツセダンとしてのハイライトだったかもしれない。