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96名の子どもたちが大喜び! 冬の風物詩「ロードスター横浜東京サンタドライブ2022」に参加しました

クリスマス仕様にデコレーションされたロードスターがたくさん

横浜にサンタクロースとロードスターが集結!

 2022年12月11日(日)、横浜・みなとみらい地区の観光名所を30台の歴代ロードスターが走り回る「ロードスター横浜東京サンタドライブ2022」が開催された。その名のとおり、ドライバーはサンタクロースやトナカイの衣装を着用し、愛車のロードスターはクリスマスの飾りでド派手にドレスアップ。その助手席には、ひとり親世帯のお子さんと保護者の皆さんをお招きするという、「誰もが笑顔になれる」楽しいイベントだ。

クラブの会員が子どもたちの笑顔のために継続してきた人気イベント

 ロードスターのファンで構成する唯一の全国組織「ロードスター・クラブ・オブ・ジャパン(RCOJ)」はこの季節、オープンカーというロードスターの個性を活かした社会貢献活動を継続している。当初は「オープンカーと遊ぼう」と題して児童養護施設を訪問した。その後はマツダの横浜R&Dセンターに施設の子どもたちを招待。オープンにした助手席に乗せてのパン食い競争や、横浜R&Dセンターからベイブリッジを渡ってのドライブ、メンバー有志が考案したゲームを一緒に楽しんだりしてきた。

 また15年前からは「横浜サンタプロジェクト」の一員として「ドライブサンタ」の活動に注力。ドライバーがサンタの衣装を着て、クルマにもクリスマスのデコレーションをするようになった。近年のゲストには「ひとり親世帯の親子」を招くようになり、「ロードスター横浜東京サンタドライブ」として、前述の「横浜サンタプロジェクト」からは独立したイベントとして開催されている。

 さらに今年は10月23日に「ロードスター札幌サンタドライブ2022」を初めて開催。横浜の1週間前には2018年から加わった「ロードスター広島サンタドライブ2022」も開催された。

 特筆すべきは、この活動にマツダを含めて協賛金はもらっていないこと。経費はRCOJが毎年、横浜で2回、広島で1回開催している「ロードスター チャリティフリーマーケット」の入場料、寄付でまかなわれている。自分たちも楽しむためのお金は自分たちで集めてきたからこそ、継続できていることはオープンカー乗りたちの矜持ともなっている。

173名のゲストがロードスターと横浜を堪能した

 今回もメイン会場は、各種展示会などで有名なパシフィコ横浜に隣接した円形広場。ロードスターはここを発着場所に、中華街〜山下公園〜赤レンガ倉庫などの名所を巡る。今年からは一部コースを変更し、ロードスター同士が対向ですれ違える回数を増やしたほか、渋滞回避としても機能するトンネルを通るルートも新設定。リピーターのゲストにも「今年は少し違う景色を見ていただこう!」という配慮がされた。

 ドライブ前後のお楽しみとして塗り絵やシャボン玉のコーナーや、RCOJメンバー有志によるバルーンアートのサービスも用意した。またドライブ後のお土産には主催者だけでなく、近隣の企業からもプレゼントが提供されるなど、長年の活動が支援の輪を広げていることも実感させられた。

 この日にロードスターでのドライブを楽しんだのは77家族で、合計173名(内訳は子ども96名&大人77名)という大盛況なイベントになった。もちろん30名のロードスターオーナーは大忙しで、多い人は6回のドライブを遂行。ちなみにドライバーのなかには6月にマツダ副社長を退任したばかりの藤原清志さんをはじめ、マツダの社員やOBの姿も。またドライバー以外のアテンドスタッフも約25名がフル回転。受付はもちろん、子ども用のジュニアシートのセットや乗り降りのアシストで大活躍してくれた。

 ドライブを終えた参加者からは「景色がよかった」「また来年も来たいです」「大きくなったらロードスターに乗りたい」「お土産のチキンもありがとう」「大人の私も非日常を楽しみました」などなど、感謝のコメントも多数寄せられた。

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 2021年に引き続き、筆者は今年もドライバーとして参加。愛車は以前、ナンバー付きのパーティレースに参戦していた2代目NB型のNR-Aだ。じつは元々白いボディカラーだったが、初代NAの人気モデルだったVスペシャルに憧れて、同じネオグリーンにオールペン。今回のような飾り付けをすると、ちょうど愛車がクリスマスツリーになったような気がして「得した気分」になれることを告白させていただく。

●RCOJ事務局 http://open-inc.co.jp/rcoj

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