「ワーゲンバス」車中泊キャンプから「ビートル」+「トレーラー」スタイルへ
アウトドア&カスタムカーを軸に、カーショーとオートキャンプが融合した新しいスタイルのイベントが「Let’s Chill Out!(レッツチルアウト)」だ。2022年は6月に朝霧フードパークで開催し、さらに今回、秋の部として11月5日(土)~6日(日)の2日間、神奈川県相模原市のシティプロモーションイベント「潤水都市さがみはらフェスタ」との共催で、相模総合補給廠一部返還地にて開催された。
レトロなドイツ製キャンピングトレーラー「エリバ・パック」
1969年式フォルクスワーゲン・タイプ1、いわゆる「ビートル」でキャンピング・トレーラーを牽引し、イベントに参加していた伊藤さん。20歳の頃に同色の1970年式タイプ1に乗っていたそうだが、20代後半にもう一度その年代のタイプ1に乗りたいと思い、シングルナンバーの1969年式を購入。それ以来ずっと、エンジンを載せ替えたりしながら維持し続けてきた。同時にVWタイプ2(通称ワーゲンバス)も所有していたそうだが、お子さんが大きくなり手放すことに。そして3年前に購入したのが、今回牽引していたキャンピング・トレーラー、「エリバ・パック」だ。
エリバ・パックはドイツ南部で1930年代に創業したモーターモーム&キャンピングトレーラーの老舗、ハイマー社が1957年から販売していた、フロントのV型シェイプが特徴的な小型キャンピング・トレーラーだ。小型・軽量ながら2人が過ごすのに必要十分なスペースが確保され、ガス台やシンクなどもセットされている。ドイツ製ということで1970年代当時もVWで牽引する姿が多くみられ、現在でもクラシック・ヨーロッパスタイルのキャンプを楽しみたいオーナーに人気のキャンピング・トレーラーとなっている。