有名メーカーのエアロパーツとの組み合わせ
また、一見すべてがオーナーのこだわりによって作り出したワンオフボディと思ってしまうが、じつはフロントバンパーとリアバンパーはエアロメーカーとして有名なKブレイク製を加工して取り付けている。やはりバンパー等はプレスラインの出し方も含めて、最初からデザインし作り出すのは難しいので、市販品をベースに一部加工を加える手法を取ったというわけだ。もちろん、そもそもKブレイク製のエアロキットはカッコよく、装着するなら最初から「コレ」と決めていたそうだ。
一方、リアまわりはスムージング処理によってキャビンとの一体感を高めるバックパネルをセット。そこにはYa-SHiさんがリーダーを務める「KING FAMILY」のロゴステッカーを貼って凄みを効かせている。ちなみに軽トラカスタム界においてこのチームを知らない者はいないというほど有名で、ハイレベルなカスタムを施すオーナーが集まっている有名チームである。
荷台には立体的なデザイン処理を施すダンパー付きのカバーをセット。ベタ付け跳ね上げウイングを追加するのがYa-SHiさん流といえるだろう。
ボディ全体はプレスラインを強調しながらも一部にスムージング処理を施してエアロパーツの一体感を高めているのが最大のポイント。ぜひ、オリジナルのS201Pハイゼット ジャンボの画像を検索してもらいたい。どれほどこのクルマに施したカスタムが凄いかがわかるはずだ。
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Ya-SHiさんのセンスでカスタムすることで、軽トラが完全に生まれ変わった。そのフォルムはブリスターフェンダーでスポーティさが強調され、大胆に設けたフロント、サイド、リアのダクトによってカスタムカーとしてのワイルドな凄みも加わっている。ハイゼット ジャンボがこれほどまで変わってしまうとは驚くしかない。やはりカスタムの可能性は無限大である。