アウトドアでオススメできる車種は……
つまり、これまではAC100V/1500Wコンセントはおもにトヨタの電動車に採用、装備されている例が多かったものの、じつは今までAC100V/1500Wコンセントの装備に積極的ではなかった日産、マツダも、ついに採用が始まっている。そう、最新の上質SUV、日産エクストレイルや、マツダCX-60 PHVである。トヨタ、スバルのBEV、ソルテラ、bZ4XにもAC100V/1500Wコンセントは用意されているが、上記の理由から、積極的には使いにくい。
ちなみに、アウトドアでは意外にも、SUVよりミニバンのほうが荷物の積載性、天候悪化時の車内避難(ベッド化含む)では有利だったりする。だが、新型ホンダ ステップワゴンのe:HEVモデルは、先代のHVにはAC100V/1500WコンセントのOP設定があったものの、新型ではOPでも設定なし。この空前のアウトドアブームの最中、ちょっと時代に乗り遅れているところが残念無念。
というわけで、今ではAC100V/1500Wコンセントを装備、設定する車種がどんどん増えているが、アウトドアでのお薦め車種としては、意外にも3列目席格納で大容量ワゴンになりうるミニバンのノア&ヴォクシーHV、そして定番のアウトランダーやRAV4以外にエクストレイル、ヤリスクロス、カローラツーリングなどが加わっている。
新しさ、e-POWERによる電欠なしにして電動車感が強く、素晴らしく静かな走行感覚や走破性の高さを備え、ラゲッジルームの使いやすさや先進運転支援機能の充実度に加え、価格的にも大いに魅力あるAC100V/1500Wコンセント付き(グレードによりOP)の1台と言えば、2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーでテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、日産エクストレイルではないだろうか。