SHIBA TIRE
R31スカイラインを得意とするショップ「R31ハウス」を運営している柴田自動車。近年はオリジナルブランドのタイヤであるシバタイヤを販売し、SNSを中心に話題となっています。今回のR‘s Meetingでは自社のタイヤとレストアから仕上がったばかりというmeronさん所有のR33を展示。
しかし、現状のGT-Rユーザーにとっての注目は、3Dプリンターで作られたパーツたち。柴田自動車では新たな取り組みとして3Dプリンターでのレストアパーツを展開していくとのこと。現在の3Dプリンターは精度が高く強度的にも(ピストンも対応可能)問題がないそうで、パーツ製作に金型も必要ないためレストアにうってつけで、特に複雑な形状のパーツ製作に向いているそうだ。
自身が納得できるタイヤが欲しくてタイヤを作ってしまった柴田社長。それだけで行動力溢れる方であることは誰もが想像できるところですが、今回の3Dプリンターでのレストアパーツ開発も同じ。宇宙ステーションの中で必要なパーツを3Dプリンターで現地製作しているのを知り、「コレしかない!」と思った熱き思いをブログに投稿している。
その投稿を見たNTTデータサムテクノロジーズからお声がけがあり、今回のタッグが実現したそうです。
今後はR31やR33に限らず、歴代スカイラインを中心にあらゆるパーツを3Dプリンターで展開していきたいとのこと。錆びや事故で交換が必要になった金属パーツで困ったことがあっても、今後は3Dプリンターが救う時代がすぐそこまで来ているかもしれません。
これからもGT-Rとのカーライフを楽しむために
GT-Rと聞くとひと昔前ならばハイチューニングが定番というイメージがありましたが、近年は中古車相場が高値になっていることもあり、大切にキレイにして維持していきたいというニーズも多くなっています。そんなニーズをくみ取ってか、レストアに関するプランやパーツの展示も目立った印象となっていたのが今回のR‘s Meetingでした。
純正部品の製造廃止などがあるかもしれませんが、展示内容を振り返るとレストア技術の進化によりこれからもGT-Rとのカーライフを継続していくのは、決して高いハードルではないと思わせるものだったと言えます。