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トヨタ「bB」のシャコタンにドイツ人熱狂!? エッセンモーターショーは車高短が一大勢力カスタムでした

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TEXT: 山本佳吾  PHOTO: 山本佳吾

「エッセンモーターショー」からシャコタン系カスタム車を紹介

 ドイツのいわゆる改造車の祭典、エッセンモーターショーは、ヨーロッパにおけるカスタムのトレンドを肌で感じることができるイベントです。ヤングタイマー世代が大人気の今、エッセンに出展されるクルマの多くが1980~90年代車。オリジナル至上主義への動きも見られ、オリジナルの状態を保った恐ろしくキレイなクルマも多く展示される一方、やはり目立つのはシャコタン系のカスタム、今風に言えばスタンス系です。そこで、広い会場の中でもとくに目立っていた3台を紹介しましょう。

まだまだ人気のJDM! 貨物ナンバーのトヨタbB?

 まずは会場で多く見られた日本車勢からトヨタ「bB」。展示されている日本車の多くに付いてる日本風ナンバープレートのほとんどがフェイクでしたが、この「福岡45」はどう見ても本物。どこから調達してきたのかが気になります。4ナンバーは貨物やぞ! と教えてあげたかったですが、出展者が見当たりませんでした。ちなみにこちらの個体は、ヨーロッパに渡った最初のbBだそうです。

 クリリンが鎮座する車内は日本でもよく見る雰囲気で、7Jの17インチホイールには185/30R17っていう不思議なサイズのタイヤ。どこかで見た色だなあと思ったらこれ、ボルボの「V70R」の純正色なのだとか。意外と似合ってます。

見た目シンプル、中身はディープな改造ポルシェ

 続いてポルシェ純正色のスピードイエローをまとう「944ターボ」です。オーナー自ら製作したマフラーとロールケージがご自慢で、トランクには当然のようにエアサスのコンプレッサーとタンクがあります。元からあったかのように見えるサンルーフは後付け。見た目はシンプルにまとめられていて好感が持てる1台でした。

ツウ好みの商用車カスタムが人気の兆し!?

 3台目は個人的にいちばん気に入ったオペル「コルサ」のピックアップ。日本では2代目コルサは「ヴィータ」という名前で販売されていました。コルサ・ピックアップはヨーロッパの地方に行くとよく見かけるクルマで、日本で言うと「サニトラ」みたいなものです。

 元は45psのエンジンを、「カリブラ」や「アストラ」に搭載されていた名機C20XEにスワップして、2Lのツインカム16バルブからは150psを発生。元の3倍の出力です!

 こだわりまくった外装で目立つのが、アバルト「695エディツィオーネ・マセラティ」の純正ホイールで、これがまた違和感なくよく似合ってます。ボディワークに目を移すと、VW「ゴルフ1」のホイールアーチと「ゴルフ3」のサイドステップのコンビネーション。さらに現行のミニバンじゃなくて昔のピックアップのVW「キャディ」のリアウインドウを持ってくる芸の細かさです。こんなのわかんないよ!

 それらを自作のリアバンパーと組み合わせて各部をスムージングし、荷台にはエアサスのタンクと補強バーを追加。内装ではシートに「ティグラ」の純正を流用しています。

 いろんな純正パーツを流用してここまで仕上げたセンスは感動モノでした。荷物は積めないけどね。

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