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フィアット「500」がサビだらけ!? エイジング塗装を極めた「チンクエチェント」はDIYの力作でした

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW編集部

テーマはズバリ「外は汚く、中はキレイに」

 エイジング500のオーナーは名古屋のエイジさん。カスタム歴はトヨタ「ハイエース」を皮切りに10数年におよび、趣味のペイントカスタムで以前はホンダ「N-ONE」を旧ミニ風にしたりしていたそうだ。

 エイジング塗装にずっと興味はあったものの機会に恵まれず、この500が初めてだという。2年ほど前、ショップで売りに出ていた時点で純正状態にある程度エイジングしてあったのを購入している。ベースのボディカラーがホワイトでやりやすかったこともあり、さらにDIYでエンジング塗装をグレードアップしてディテールに至るまで仕上げていった。ヤレヤレ感を出すためにサイドをわざと凹ませる執念のほどには恐れ入る。

 それでいながら、ドアを開けるとインテリアは縞鋼板のパネルが輝き、髑髏柄のステアリング、ガンハンドルタイプのシフトノブ、クラシックなコブラシート(ヘッドレストを自作)などが装備された、ピカピカかつマッシブな空間だ。現代的なカスタムカルチャーのノウハウがふんだんに投入されていて芸も細かく、サビサビな外観とのギャップが面白い。

「外は汚く、中はキレイに、を目指してます」とにこやかに語るエイジさんにとって、21世紀のフィアット500はとても楽しいカスタム素材のようだ。かわいくレトロな雰囲気でいながら、エイジング系カスタムも受け入れてしまうのもまた、国際的に愛されるベーシックカ―ならではの懐の深さというものだろう。

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  • 田舎の大学院で古代インドのサンスクリット語を研究していた元・学者の卵。クルマ遊びにハマって中古車販売店で1年働いた後に出版業界へ。クルマやカルチャー系の雑誌のほか、翻訳書、人文書、地図帳、写真集など手がける。クラシック・フォルクスワーゲンが趣味の中核で、愛車は1963年式カルマンギア。数年前に都内から小田原へ移住し、賃貸ガレージハウスでリモートワークしつつ、箱根や伊豆のワインディングをのんびりドライブする日々。
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