米国の老舗VW専門誌『Hot VWs』が三浦半島でイベント開催
神奈川県・三浦半島の京急油壺温泉キャンプパークで2022年11月13日(日)、クラシック・フォルクスワーゲンのイベント「Aburatsubo Show & Shine」が開催され、200台オーバーのVWが集まってキャンプ&カーショーを満喫しました。アメリカのVW専門誌『Hot VWs』が初めて日本でイベントを開催した、その理由とは?
半世紀以上も世界で愛されるVW雑誌を日本人が引き継いだ
クラシック・フォルクスワーゲンだけでなく、さまざまなカスタムジャンルに広がっている「キャルルック(カリフォルニア・ルック)」という言葉を聞いたことのある人は多いだろう。このキャルルックが最初に生まれたのは、アメリカのVW専門誌『Hot VWs』の1975年2月号と言われている。
同誌は1967年にカリフォルニア州オレンジカウンティで創刊し、全米だけでなく世界中で販売され、文字通り世界のクラシックVWシーンを牽引してきたのだが、50周年を前にした2017年に廃刊の危機に瀕することとなった。
そこで半世紀にわたるHot VWsの輝かしい歴史を途絶えさせないため、手を挙げたのが日本人の向井伸輔さんだった。神奈川県でVW専門ショップ「TOAインターナショナル」を営み、とくに「タイプ3」のオーソリティとして国内外で有名なだけでなく、カリフォリニアにも拠点を置いて自らVWのドラッグレースに挑戦している向井さんが、Hot VWsの版権等を譲り受けることなった。カリフォリニア在住の日本人モータージャーナリスト、渡辺慎介さんが編集長を担当する形で、引き続き、世界一有名なVW雑誌が毎月発行されているのだ。