SNSでつながった仲間にインスパイアされて
オフロードスタイルの要である車高が決まれば、あとはより雰囲気を高めるための演出ということになる。NOBさんはエスティマのワイルド化を進めるために、以前から考えていたフロントバンパーのカットを決行。それだけではワイルドなイメージが出せないので、ノーズブラを追加し、自作でパイプバンパーを製作、そこにロックライト、アンダーライトをマウントさせた。
また、サイドステップは取り外してレス化。リアについてはスポイラーにデューリーマーカーをセットして、リアバンパーはフロントと同じくカット、むき出しになったパネルをステッカーボムで処理する遊び心を取り入れた。
最初は自宅前の坂道をスムーズに登れるようにするためだけのリフトアップだった。しかし、ネット検索したことで刺激を受け、たった1年でこんなにも凄いプレオーバーランダーな1台へと進化。今では、見た目だけでなく、実際にオフロードコースに行って、悪路を走って遊べる仕様になっているとのこと。
車両を製作する上での細かな仕様変更に関する知恵は、すべてSNSで繋がっているアップスタイル仲間達が、良きアドバイスをくれたお陰と話すNOBさん。
今やネットで検索すれば、たいていの知りたいことは解決する便利な時代。こうした状況をNOBさんはどのように捉えているのだろうか。
「仲間達の手助けによって大満足の1台に仕上がりましたが、その仲間達のクルマも日々進化しています。それを見せられると、次から次へとやりたいと事が増えてしまって止まりません」
果たしてこれから先、このエスティマはどんな進化を遂げるのだろうか。果てしないカスタム道は底なしで続きそうだ。