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「左足ブレーキ」のメリットとは? 2ペダル車なら絶対習得したい理由と習得方法を解説します

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: AMW編集部

ストリートでも細かい操作ができるメリットは大きい

 われわれ一般人の場合、いきなりそこまでは無理にしても、アクセル全開中にブレーキをわずかに踏み始めるとか、高速コーナーでアクセルを踏んだままブレーキを当てて曲がるなどは使えるテクニックだ。

 だが、気をつけたいのは最近のクルマだと、アクセルを踏みながらブレーキを踏むと、自動的にスロットルが絞られてしまう制御が入っている。わずかな時間なら問題ないが、1秒くらいオーバーラップすると急にスロットルが閉じて、ガクンと減速してしまうことがあるのだ。

 では、ストリートではどう役に立つかというと、アクセルとブレーキの踏み変えの速さが役立つ。とはいえ、ストリートで緊急回避的に使うというよりも、車庫入れするときに左足でブレーキが踏めると細かく位置が調整できるとか、コインパーキングの踏み板を乗り越えるときに細かく操作できるなど、そういった生活シーンでのメリットが大きい。

 もちろん完璧に左足ブレーキをマスターすれば、いざ何か飛び出してきたときにも、右足でブレーキを踏み変えるより短い距離で止まることができる。

しっかり身体を支えてくれるシートが必須

 では、どうやって修得すればいいのか。コツとしてはまず、シートとペダルをきちんとすることが重要。最近のペダルは左足で踏む前提で大きくなっているが、そうでない場合はプロショップでペダルの大きさを直したり、位置の補正などが必要である。

 シートもじつは大切だ。通常の右足ブレーキドライブの場合、無意識に左足はカラダを支えている。それができなくなるのでカラダが不安定になりやすく、ブレーキ操作もやりにくくなる。そういった状況で左足でブレーキを踏みにくいと感じている人も多い。フルバケットシートとは言わないが、サイドサポートの高いシートにすると左足でブレーキを踏みやすくなるのだ。

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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