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VW「ゴルフR」用エアロパーツ完成! エッティンガーのエアロは取付が簡単でフィッティングに優れているのがポイントです

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: OETTINGER

純正パーツのような自然な感じにまとめられている

 世界的な半導体不足など、さまざまな理由によってカスタマーへのデリバリーが遅れている自動車業界。それはドイツのフォルクスワーゲン(VW)にとっても同様のことで、同社のコアモデルともいえるゴルフは、すでに1年以上前にフルモデルチェンジを実施し、最新の第8世代へと進化を遂げているものの、その販売は例えばこの日本では、まだまだ本格化していないというのが実際のところだ。

 そのような状況のなかで、ドイツのVW&アウディチューニングの老舗「エッティンガー」は、ゴルフのラインアップで6世代目で登場したトップモデルとして君臨する「ゴルフR」の生誕20周年を記念して、ゴルフRに対応する新しいチューニング・プログラムをスタートさせている。

 日本でもゴルフRは2022年10月に上陸し、納車を待つユーザーにとっては、伝統のチューナーが生み出したプログラムは、これまでのゴルフやゴルフRの実力を考えれば気になるところだろう。

着脱の容易性もエッティンガーのエアロパーツでは大きな特長

 そもそもゴルフRは、320psの最高出力と420Nmの最大トルクのスペックをもつ、2Lの直噴直列4気筒エンジンを搭載するホット・ハッチ。駆動方式はRパフォーマンス・トルクベクタリングを備えた4モーション(4WD)で、この4モーションがコーナリング時には常に最適な駆動力を前後左右の各輪に配分する。0−100km/h加速は4.7秒、最高速はリミッター制御による250km/hと、運動性能はまさにこのクラスでは超一級だ。さらにオプションのRパフォーマンス・パッケージを組み合わせると、最高速は270km/hにまで向上する。

 新型ゴルフRを、エッティンガーはどのようにチューニングしてきたのか。今回まずリリースされたのはエアロダイナミクス・プログラムで、Rパフォーマンス・パッケージ装着車に対応するものだが、もちろん非装着車用のプログラムも同時に発表されている。

 パッケージにはフロントスポイラー、フロントエプロン用のダイブプレーン、サイドスカート、リアデフューザーウイングが含まれ、Rパフォーマンス・パッケージ装着車にはさらに大きなダウンフォースを生み出す専用のリアスポイラーが用意される。また、Rパフォーマンスにオプションで付けられるリアスポイラーは、Rパフォーマンスでないモデルに装着することも可能だ。

 着脱の容易性もエッティンガーのエアロパーツでは大きな特長。その仕上がりは極めてナチュラルで、オリジナルのボディラインとのマッチングも、じつに巧みにまとめられている。それはまさにOEM品質と評してもよい仕上がり。ゴルフRの発売を待つユーザーにとっては、ぜひとも同時にマークしておきたいブランドだ。

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